昨年、神社で保護した中で一番と言っていい程の美形の猫ちゃんがいます。


それが「すみれ」ちゃんです。



綺麗なグレーの八割れの珍しい毛並みで、すみれの花のように可憐で美しかったので


私がすみと名付けました。



すみれが今の里親様に出会うまで、長く険しい道のりでした。




最初、神社に家なき猫友さんと調査に行った時にすみれに会いました。


すみれは階段の上にちょこんと座っていました。



最初にすみれを見た時に撮った写真
子猫里親日記-すみれ石段の上



少し大きくなった猫はすべての猫を保護する訳にはいきません。



里親様に貰われて幸せになれる可能性の猫でなければ、保護出来ないのです。



すみれは家なき猫友さん曰く、彫が深く綺麗な猫でした。


(私は美的感覚に優れていないので、最初あまり実感出来ませんでした)



2人で話した結果、もし保護出来るのであれば、あの子を保護しようと決めました。


家なき猫友さんは神社でTNR活動を続けてくれていて、1週間位してからすみれを保護したと連


絡が来ました。



それからすみれとの格闘の日々が始まったのです。



すみれは実際あまり人に慣れていませんでした。


実家で人馴れさせる為に、2段ゲージに入れて母がお世話をしてくれました。


すみれは本当に人馴れしていない猫に比べ、そこまで怒ったりする子ではないですが、手を出す


と威嚇、シャーと歯を見せて怒りました。



人の手に慣れさせるため、撫でる事を何度も何度も繰り返しました。


そしてやっと1枚の写真が撮れました。



子猫里親日記-すみれ


すみれを撫でる事が出来て、撮れた写真です。


少しずつ慣れてきたすみれが狭いゲージの中で猫じゃらしで遊ぶ姿はとてもやんちゃな子猫でし


た。



そして少し慣れたすみれを銀座の譲渡会に初参加させました。


譲渡会では綺麗なすみれはとても目を引く子でした。



なんと初参加にて里親様が決まったのです。



子猫が多く参加してしている譲渡会で、少し大きくなったすみれの里親様がすぐに決まると思って


いなかったので、正直驚きました。



すみれは里親様の家に行きました。


1週間後、すみれは戻されました。


里親様宅で暴れて、手が付けられない…。


戻ってきたすみれは心が病んでいる様に見えました。



実家では子猫が多くなり、すみれを置けるスペースが無くなっていたので、保護宅に預ける事にし


ました。


保護宅で、すみれはゲージで暮らしていましたが、少し慣れて来たので相性の良い猫と外で遊ば


せる様にしていました。


特に保護宅にいる黒くんと仲が良く、黒くんがすみれを守っている姿を良く見ました。


2匹で一緒に並んで寝る事が多くなって、なんだか恋人同士の様な関係だと思ったりしました。



すみれ&黒くん
子猫里親日記-すみれ&黒君




里親様が決まる可能性がある限り、幸せになってもらいたい…。



すみれを2回目の譲渡会に連れて行きました。


すみれの里親様がまた決まりました。


同じ位の男の子の先住猫ちゃんが居るお宅です。


先住猫ちゃんと仲良く遊べるといいと、すみれを希望してくれたのです。


里親様はすみれの美しさにも惹かれていたようでした。



すみれは基本的に他の猫と喧嘩をする事がありません。


攻撃もしません。



しかし2度目の譲渡先で、先住猫ちゃんはすみれを受け入れてくれませんでした。


その日から壮絶なバトルが繰り広げられたのです。


里親様はとても良い方でした。


先住猫ちゃんもすみれもとても、どちらも分け隔てなく可愛がってくれたのです。



でも貸し出した小さなゲージの中で、すみれはずっと暮らしていました。


少しでもすみれをゲージから出して、先住猫ちゃんと一緒にすると先住猫ちゃんが怒り、すみれを


攻撃するのです。


最初すみれも大人しくしていたそうですが、そんな状態が何日も続くと大人しいすみれも歯を剥き


出しにして怒るようになってしまいました。



猫同士の取っ組み合い、あちこちに傷を作り、先住猫ちゃんには脱毛や食事をしなくなる精神的


病気が発症しました。



里親様と何度もメールのやり取りをしました。



里親様にとって先住猫ちゃんもすみれも同じ様にとても可愛いのです。



里親様は先住猫ちゃんが居ない部屋すみれに沢山の愛情を注いでくれました。



今のすみれが人を大好きになったのも、2人目の里親様のお陰だと感謝しています。


2匹の喧嘩は留まることを知らず、どんどんエスカレートしていきました。



結局、里親様は先住猫ちゃんの事、またすみれの事を思い、すみれを私の元に戻す事を


決心しました。



保護宅に戻ってきたすみれは自分がなぜここに居るのか分からないと言った感じでした。



腰が引けて怯えている様でした。



人の手が届かないゲージの上に登って一番隅で丸くなって震えていた様に見えました。



捨てられた…。



と感じたかもしれません。



私はすみれの様子を見てそう思ってしまいました。



そんな様子をみて黒くんはすみれを他の猫から守りました。


黒くんはすみれが戻ってきた事にいち早く気付き、すぐにゲージに上り、すみれの横に座りまし


た。



そして他の猫を近くに寄せ付けませんでした。



譲渡会に参加させたら、また同じ事の繰り返しになる?


何度も悩みました。




里親様が決まる可能性がある限り、幸せになってもらいたい…。



やはり、そんな思いから3度目の譲渡会に参加させる事にしました。



そして3度目も里親様が決まりました。



運命の出会いです…恋の矢



可愛いイラストや漫画を描いている実際に可愛らしい奥様と舞台などの美術監督など幅広い分野


で活躍をされている旦那様のお宅です。



御夫婦ですみれを見に来てくれたのです。



すみれを見に来てくれた里親様は譲渡会でとても悩んでいる様でした。



でも遠い所、すみれにわざわざ会いに来てくれたのです。



私は本当に嬉しくなって、自分なりに一生懸命説明したと思います。



3回譲渡会に連れて行って3回とも里親様が決まると思っていませんでした。



これはチャンスなんだと思いました。



そしてトライアルをお願いしました。



すみれのトライアル中、里親様宅では里親様とすみれが大変な思いをしているようでした。



里親様からメールが届いてお返事をして、私も心中穏やかではなかったです。




1週間後、里親様から届いたメールでとても感動しました。



すみれを正式に譲渡したい、そう言ってくれたのです。



里親様は里親様がやっているブログの くにたちミセス の中で 猫の話 



というすみれを題材に譲渡してからの1週間を漫画にしてくれました。



くにたちミセスさんへはこちらからどうぞ↓


http://ameblo.jp/mrs-kunitachi/entry-11379371536.html


普段譲渡後メールなどでは近況報告を頂くのですが漫画になって、すみれの様子や里親様の



気持ちが伝わって涙が出ました。



里親様の元、今すみれはとても幸せ暮らしています。



沢山の出来事があったけど、すみれが一番辛い思いをしてきました。



私がすみれを保護しようと決めた日の出会いはきっと運命だったのでしょう。



里親様にとってもすみれとの出会いは運命だったと信じています。



里親様にもそのまますみれちゃんと読んでもらっています。



あの日出会ったすみれの花の様な美しい猫は、心の優しい里親様と出会えました。



亡くなった先住猫ちゃんに愛情を注いでいた里親さまがすみれのすべてを知って、さらに


してくれてた事が嬉しい。




保護して良かった…。




感謝してもしきれない位、すみれを幸せにしてくれてありがとうございます。



すみれを選んでくれてありがとうございます。



里親様に出会う為に、頑張って待っていたんだよね。



良かったね、すみれ!


これからも宜しくお願いします。




保護当時のすみれ
子猫里親日記-保護当時のすみれ




里親様から頂いた写真



すみれ、幸せそうだね
子猫里親日記-すみれの寝顔

子猫里親日記-すみれうとうと