最近の練習中や練習試合で飛び交う言葉…

ある選手が野手の正面にライナーを放てば「人間性!」。
必要以上の派手なプレーには「色気か?」。
打者がセンター返しの意識を抜いていたり、投手が力み始めたりすると「ええ加減大人になれや!」。

発信源はすべて私ですが…(笑)

特に「色気か?」は高校時代頻繁に使い、母校OBの間で“広商用語”と言われる言葉です。(笑)
当時は何となく使っていましたが、指導する立場になり改めて考えてみますと、試合に勝つための大切な戒めであったことに気が付きます。

まず、選手個々が考えなければならないことはチームの勝利です。
1人の選手がどれだけ打っても、どれだけよいピッチングをしても、チームが勝利しなければその選手の活躍がチームで活かされたことにはなりません。

私は時に考えます。
自身は4打数無安打でもチームが勝利すること、チームは敗退してしまうけれども自身は4打数4安打、うちの選手はどちらを選択するのだろうと…
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(ホームランを打ちたい)
(速いボールで三振を取りたい)

多くの選手がこのような願望を持っていると思います。
しかし、どの選手も願望のままにプレーしていては、チームの一員として機能を果たすことはできません。

心の軸がブレれば、体の軸もブレます。
打者は壁が崩れ、投手は身体が開き、結果は想像できます。

これまで勝負どころでチャンスを潰しているのも、ここ一番で打たれているのも、自分を抑えきれない内面の弱さがチームに迷惑を掛けているのです。

“勝敗の鍵は我が陣営にあり”
いかに自分の中の欲望に打ち克ち、心の軸をブラすことなく平常心でプレーできるか…

夏の大会初戦まで残り16日。
どこまで自身の内面を磨き上げて臨めるか、ラストスパートに期待したいと思います。





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