令和八年九月場所をもちまして、大光が引退いたしました。



以前から痛めていた首の状態について医師の診断を受け、今後、競技生活を続けることは難しいとの判断から、ドクターストップとなりました。

大光が相撲未経験から阿武松部屋に入門することになったきっかけは、二年前の九月。当時現役だった勇磨と秋良が枚方のお祭りに参加させていただいた際、たまたま来ていた大光が声をかけてくれたことが始まりでした。
同じ枚方出身の勇磨が一度、部屋に遊びにおいでと声をかけて、その後、約束どおり本当に部屋へ泊まりに来てくれました。

力士たちと一緒に過ごし、大相撲の世界に触れ、力士になることを決意。
わずか二か月後の十一月場所には前相撲を取り、力士としての一歩を踏み出しました。

あまりにもあっという間の出来事で、大光のご両親も、気持ちが追いつかないままの入門だったのではないかと思います。それでも、いつも温かく大光を応援してくださいました。
大光は、稽古だけではなく、部屋の仕事にも真面目に取り組み、周りの兄弟子たちと協力しながら、一生懸命に頑張っていました。
関西弁でよくおしゃべりをしていましたが、人の話もしっかりと聞いて受け止めてくれる、親しみやすい性格でした。
大光が力士として生き生きとしている姿を見るたびに、阿武松部屋を選んでくれてよかったなと感じていました。
それだけに、怪我を理由に引退することになってしまったことは、本人にとっても、私たちにとっても、本当に残念なことでした。

二年間という短い力士生活ではありましたが、断髪式には勇磨も駆けつけてくれて、みんなからは『頑張ったな』と温かい言葉をかけてもらっていました。
それは、大光がこの二年間、一日一日を大切に、精一杯努力してきたからこそだと思います。
大光が阿武松部屋に入門し、みんなと一緒に過ごした二年間は、かけがえのない時間であり、私たちにとっても大切な宝物です。

力士だったことを誇りに、これからの人生を歩んでいってほしいです。

大光の治療にあたりご尽力いただきました先生方、これまで大光を支えてくださった皆様に心より感謝申し上げます。





断髪式のようすはInstagramに載せます。