写真1(隣の家の無花果の木)

写真2(無花果1)
写真3(無花果2)
写真4(イタビカズラの実)
写真5(イタビカズラ)
 
写真6(クヌギの木)
 

 毎朝ウォーキングに出かける時に、隣の家の無花果の実が熟していて羨ましいなあと思っていました(写真1)。お店で買うとバカにならない高値ですよねえ。そんなこちらの想いを知ってか知らずか昨日隣の方からおすそ分けをもらいました(写真2,3)。家族全員待ってましたって感じでしたね。無花果と言えば、小さい頃(諫早の実家)を思い出します。夏休みは毎日カブトムシ捕獲に命を懸けていましたが、山の中の一本のクヌギの木(写真6)がお目当ての木でした。クワガタやカブトムシがいっぱい捕れました。反面、一大冒険でもありました。樹液が豊富に出ているのでカナブン、ムカデ、スズメバチにとってもいい餌場だったんすよね。ちょっとでも木を揺らそうものなら襟元にポトポトとそれらが落ちてくるんです。子供ながらにもやっぱ気持ち悪かったです。でもカブトムシ、クワガタ以外にもその木には惹きつけるものがあったんです。最近になってやっとその学術名を知りましたが、イタビカズラ(写真5)がびっしり木に巻き付いていました。この時季は美味しい実(写真4)をいっぱいつけるんです。その実が無花果みたいな味でほんと美味しかったんです。今月17日久しぶりの墓参りに実家に行きましたがその時にその木が道すがら目に入ったんですがもう朽ちかけていました。イタビカズラは勿論なかったですし虫たちもいそうにありませんでした。歩きながら昔の思い出だけが脳裏をめぐってましたね。前を歩くかみさんはこの鄙びた田舎の風景を見ても何の感慨もなかったでしょう。当たり前ですが、思い出の共有がないのもちょっと寂しかったですね。