旅の行程

フェリー
フェリー1
フェリー2
フェリー3(明石大橋)
フェリー4(明石大橋)
大津プリンスホテルにて
大津プリンスホテルから眺める琵琶湖
六甲山頂英国フェア1
六甲山頂英国フェア2
六甲山頂英国フェア3
六甲山頂英国フェア4
六甲山頂英国フェアを見終えての帰りのケーブルカーにて
 

 かみさんが6年前の夏に、体調が悪いからと会社を一と月休みました。私はその頃仕事がハードだった所為で疲れが溜まったんだろうくらいにしか考えていませんでした。それに、休みが終わりに近づくころには体調も回復してきていたので、気分転換にとフェリーでの関西旅行を計画しました。地図にあるとおり福岡⇔神戸⇔大津⇔京都の4泊5日(内フェリー2泊)の行程でした。ところが、大津の1泊目のホテル「大津プリンスホテル」に着いたあたりからかみさんの具合が悪くなり、予定していた遊覧船による琵琶湖観光もキャンセルせざるをえなくなりました。夜になり、やはり2日目、3日目も耐えられそうにないとかみさんの申し出がありましたので翌日以降の旅館をキャンセル。

 翌朝になって少しは回復しましたが、遠出はやはり無理の様子でした。かみさんが調べたところによると神戸の六甲山頂で「六甲山頂英国フェア」をやっているとのことだったので15時までそこを見て廻り、かみさんは新幹線、私はフェリーに分かれて帰ることにしました。かみさんの話だとフェリーでの1泊がダメだったみたいです。以前四国旅行の時もフェリーを利用して福岡から愛媛に渡り問題なかったので、今回もフェリーを利用しての旅行を計画したという経緯がありました。ただ前回は一等船室(ベッド付き個室)、今回は二等船室(床寝)と大きく違いました。大きな揺れとエンジンのゴトゴトと鳴る音のせいで一睡もできなかったみたいです。最後の夜は一人寂しく帰りのフェリーで過ごしたことを覚えています。更年期障害、かつ鬱も少し出ていると診断されたのはその一か月後のことでした。なんと無謀な計画を立てたんだろうと後で悔やみました。その後の3年間は更年期障害がひどくなり、3人の子供たちも巣だっていましたので家庭が暗かったですね。今は仕事を完全に辞めた効果もあるのでしょうが徐々に回復してきました。そして実家に引っ越した現在は更年期障害はほぼなくなっています。但し、昨夜もありましたが当時のことを思い出させるようなテレビ番組や他人の話などを聞くと今でも涙が止めどもなく流れます。それでもコロナへの免疫力も高める必要があるとか言って毎日1時間半の早朝ウォーキングに出かけます。