最高の一口動画上がっております!!
ずっとジャガイモに色んな旨みを吸い込ませたいと考えていました。
吸わせに吸わせてジャガイモを誰が掬うんだ?
その役目を素麺にお願いした次第です。
今回の料理を作りに辺り、初めて個人経営のお肉屋さん出向き、背脂を買いに行きました。
背脂はロースやバラのようにケースに入っていることはありません。
入店と同時に店主に「背脂ありますか?」と聞かなければなりません。
普段は肉のハナマサの冷凍コーナーから取り出して買っています。
ちゃんとご主人に話しかけることはできるのでしょうか?
はじめてのおつかいのナレーションが脳内で再生されます。
入店するとすぐに
「あい、今日はなんにする??」
と店主に気さくに声をかけられました。
「背脂ありますか?」と聞くと
店主の表情はむっとしたものに変わり
「背脂、今日はない!!」
と即答。
精肉にかける男のプライドを感じました。
僕が同じ立場でも、おいまずは正規のものを選んでくれよと思うでしょう。
しかし僕が今欲しいのは背脂です。
34歳、この道一筋の店主に怯まず
「いつごろありますか?」と聞きました。
「そうだなーわからないけど金曜日にはあると思う!!」と店主。
撮影に間に合わないのでお肉屋さんで背脂を買うのは断念。
「あさす〜ぅ」
と何の意味もない音を発し店を出ました。
初めてのお肉屋さん背脂注文にしては上出来でしょう。
今日たまたま背脂がなかっただけで、
ちゃんと次の入荷日まで聞けた辺りポイントが高いんじゃないでしょうか。
その分、最後の「あさす〜ぅ」が悔やまれます。
自分の欲しいものはなかったですが、
「どうです?今日は何が良いですかね?」とか
「どれ一つ、細君にメンチカツでも買ってこうかな」
等すれば良いところ
「あさす〜ぅ」
まだまだ自分に甘えてますね。
何をお前が甘えたこと言ってんだよ
30過ぎて音だけ出して立ち去るなよ。
次回は必ず精肉店特有のあの茶色い紙に肉入れてもらって、笑顔の店主からそれを受け取ろうと思います。