一つ前の動画上がっております!
更新が遅くなり申し訳ありません。
それぞれの写真を年代順に並び替える企画。
十数年という歳月でこんなにも自分というものが変っちまうものなのかと多少震えました。
中身は15、16歳から変っていないと自負しているので尚更です。
老けたなーというよりは
別人だなーという思いが強かったです。
定期的に大きくスタンス変わるなーと思いました。
人というものは怖いですね。
自分は変わっていないと思っていても変わっているし
かと思えば
変わったと思っていても意外とそんなに成長していないもんです。
僕がこの十数年で変わったことといえば、表立って気を衒わない。ちゃんとする。
と言うことでしょうか。
しっかり顔が見えてこそ意味のある宣材写真を斜に構えて撮ったりはもうしません。
この頃はライブ会場にメトロノームを持っていって相方とネタの練習をしていました。
ピッチが速い!いや遅い!俺は80でやりたい!いや120だろ!!
最終的に取っ組み合いの喧嘩をしていました。
本気ではありません。
周りの芸人をビビらせるという目的の元やってました。
馬鹿が無駄な時間をつくり無駄に流れます。
初めてのM-1は応募用紙に写真を貼り付けた方が良いと思い、
決勝の煽りVTR用に自分たちこんな感じの上裸ですという申告も兼ねて
証明写真機に相方と上半身裸で入って撮影しました。
馬鹿が無駄に金を失い、経済が微かに回ります。
所属して間もなく、あらびき芸を見せる番組のオーディションがありました。
当時元相方はしなだれたアフロパーマが特徴でした。
このアフロに墨汁を付けて僕がジャイアントスイングをし、達磨に目の入れる芸をやることにしました。
思いついた時からこれは受かるぞ!と二人で喜び迎えたオーディション当日、
会場はよしもとクリエイティブ・エージェンシー本社。
達磨を会場の中心に置き、髪に墨汁をつけた元相方を思い切りジャイアントスイングすると、
遠心力が思っていた以上にかかり、
本社の壁一面に墨汁が降りかかりました。
武田双雲なら引退を覚悟する程の筆捌き。
狙った達磨には一滴もかからず、よしもと様の本社壁に降りかかった墨汁。
顔面蒼白。
慌てふためき、狼狽する馬鹿たち。
面白がってカメラを回す番組ディレクター。
本当に反省猛省し一向に面白くならない馬鹿たち。
とりあえずオーディション会場を出てマネージャーに連絡すると、状況をよしもとに連絡するとのこと。
マネージャーに任せたのに居ても立っても居られなくなり、ドンキホーテで掃除用具一式を購入した馬鹿たち。
本社に戻り、「掃除させてください」と窓口に言うと
「すでに清掃はされているので大丈夫ですよ」と優しいご対応を頂き馬鹿たちは安堵し帰宅しました。
思いついた後にろくに練習もせずオーディションに臨んだのが原因です。馬鹿なのです。
仮に綺麗に達磨に目を入れていたとしても受かってはなかったでしょう。
金髪の頃より人間マシになっていると思いますが、10年後の僕からしたら今も大概にしろよかもしれません。
と言うより10年後に今の方がまともだなと言えるようにしたいです。します。
10年前は良かったにならなければそれだけで良いです。