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ラーメンスープを久しぶりにつくりました!


6年くらい前

古本屋で見つけたラーメン作りの雑誌を買い、初めてみるモミジとかに興奮したのがきっかけです。

肉のハナマサに様々な骨が陳列されてるのを見つけ、

恐る恐る鶏ガラとモミジを買い、見よう見真似でつくりました。

当時は圧力鍋もなかったので、とにかく火にかけ骨を砕いてました。


家でラーメン作れるじゃん!

部屋中がラーメン屋の匂いになったのが嬉しかったです。



ラーメン作りにはまってた時期に

うしろシティさんのDVD発売イベントに呼んでもらったことがありました。


うしろさん単独ライブのネタをそれぞれが紹介していくコーナーなのですが、

僕が担当したネタの中に「豚骨ラーメン」というセリフがありました。


これは紹介時につくったとんこつスープ持ってったら良いな!と思い早速、肉のハナマサへ。

初めて手に取るゲンコツ。

でかい。

めちゃくちゃ興奮する。


帰宅後調理に取り掛かります。

ラーメンスープは骨の中にある髄を出すことが重要です。

鶏ガラやモミジのように鍋で煮ます、、、、、、


、、、、


、、

、、

、、、


全然砕けません。


慌ててネットで調べてみると

豚骨は鶏ガラ等と違い、骨がかなりしっかりしてるので圧力鍋を使わなければならないこと、

予めトンカチやドリルで砕く等書いてありました。

DIYじゃねぇか…

豚骨は食べるDIYです。


家には圧力鍋もなければドリルもないです。

辛うじてあったトンカチはカナではなく、

何かプニプニしてるトンカチでした。


ゴムのとてもしっかりしてる素材のやつ。


恐らく釘を打つとき、余り音が出ないよう、

衝撃音を吸収するために開発されたプニプニしてるトンカチ。


シンクの中で頼りないトンカチを使い豚骨を叩くのですが、

プィ−ン!!プィ−ン!!とトンカチが弾みます。

こっちは真剣に骨の髄出そうとしてんのに、トランポリンで遊んでる気分なんか貴様?

俺の豚骨にこめた力吸収して弾むんじゃねぇよ…


ポイントを見つけ何度も挑もうとしますが、プィ−ン!!プィ−ン!!をやめません。

もっと下が硬い所で砕こうと思い

豚骨をビニール袋に入れベランダへ。

アスファルトの角に豚骨をあてて力いっぱい叩きました。

アスファルトが硬いからか力が伝わってる感じがあります。


トンカチもやっと狙いがわかってくれたのかプィ−ンとは言わずゴーンゴーンとトンカチらしい音を出してきました。


いける!この感じなら髄が出るのも早い!もう少しだ!!!


「うるさいっ!!!」


隣に住むお母様がベランダから僕を睨みつけてました。午後6時。


左手に骨を持ち、トンカチ振り上げてる僕をどう見てたのでしょうか、

とりあえず通報せず勇気を出して注意してくれたことに感謝してます。


ごめんなさいと謝り、

もう一度シンクで砕くことに、、

プィ−ン!!モードに戻ったトンカチを武器に何とか一本目のゲンコツの髄を出しました。


残りのゲンコツを見つめ、


プィ−ン!!を見つめ、


もういいやーとなりましたので

鶏ガラとモミジと一緒に出汁を取りました。


当初予定していた濃厚豚骨スープとは程遠く、ゲンコツ一本分のスープにどれだけの豚骨感があるのか味見してもよくわからなかったのでカエシでごまかし当日持っていきました。

その場にいたメンバーみんなおいしいとビックリしていました。

ただ一人を除いて。


阿諏訪さんは厳しい目で一口

僕のつくったスープをすすり、


「俺の方がもっとうまくできる」


と言ってました。

イベント中その一瞬だけ、うしろシティ阿諏訪ではない料理人の目つきをしてました。


終わりで豚骨砕くのが本当に辛かった話を阿諏訪さんにしたら、


やはり豚骨を砕くのは大変なことで、阿諏訪さんも昔道具が揃ってなかった頃、

下茹でした豚骨をビニール袋に入れ公園行き、硬い所を見つけ、人がいないか確認し、

速攻で豚骨を打ち付ける

これ何度も繰り返し砕いたそうです。

僕より不審者です。


道具を揃えないと豚骨は難しいんだなと改めて思いました。


圧力鍋を持った今でもあの時の苦労があるからか豚骨には手を出せません。


餅田に振る舞った後は自分でラーメンにするなり、つけ麺にするなりして楽しみました。





 

冬はあのスープで鍋とかおでんをすると美味しいです。

後めちゃくちゃ面倒くさいですが、モミジを一つ一つ向いてポン酢とネギ散らすと良いおつまみになります。


餅田が野垂れ死にそうになってる横で食いたいです!