2011年を振り返る | 尾上松也オフィシャルブログ「松也日記」powered by Ameba

2011年を振り返る

慌ただしい日々を過ごしつつも、僕の2011年を振り返ってみました。


キーワードは「初」晴れ


春先は大阪と博多と、地方公演が続きました。
大阪は仁左衛門さん率いられる一座に加えて頂くという嬉しいサプライズ、博多では堀越学園高校以来の仲間の七之助君と清元昴洋(たかひろ:清元三味線方)君と、初めて地方で共演し、大いに盛り上がりました。


5月は「ラブコメディ アンタッチャブル」に出演いたしました。
お稽古が始まった頃は、洋服を着ての舞台にやや戸惑いを感じましたが、じきに慣れたことを思い出します。


7月は「歌舞伎鑑賞教室」にて、解説役と源義経役に初チャレンジいたしました。


8月に開催した自主公演「挑む」は、お芝居を演じ(過去二回は舞踊のみ)公演期間を二日間に延ばすという、新しい試みを企画しました。


9月には大阪新歌舞伎座に出演、10月は盗賊役に挑戦という、初の経験が続きました。



11月の公演では、大一座の中で曽我十郎役を演じさせて頂くという、身の引き締まる思いをいたしました。春にはTV番組で「雨の五郎」を踊りましたので、一年のうちに曾我兄弟の両方を初体験という、珍しい結果となりました。



そして12月は、長年の憧れであった平成中村座に出演を果たすという、嬉しい一年の締めくくりでした。



今年は大規模な災害が起こり、世間的には穏やかな一年ではありませんでしたが、僕自身はお役に出会いに、そして歌舞伎以外の勉強の機会にも恵まれ、充実した日々を送りました。この幸せを、大変ありがたく受け止めております。


この一年間、尾上松也をごひいきくださり、ありがとうございました。


2012年が皆様にとって良い年になるよう、心よりお祈りいたします。