今朝、がん友から嬉しい知らせが届きました。
なんと、ルテチウムPSMA治療が年内にも日本で保険適用される見込みだというのです!
この治療は、前立腺がんの進行例やCRPC(去勢抵抗性前立腺がん)に対して非常に期待されているもので、これまで日本では未承認のため、私自身は以前、高額な費用をかけてオーストラリアまで渡航して受けに行きました。
ようやく日本でも放射線を扱う体制が整いつつあり、保険適用が現実味を帯びてきたのは、本当に大きな前進です。
さらに、高額療養費制度を利用すれば、患者さんの自己負担もかなり軽減される可能性があります。
私の体験について
私がオーストラリアへ行った主な目的は、「PSMA-PET」でがんの転移箇所を明確に特定し、帰国後にその部位に**ピンポイントで放射線を当てるSBRT(定位放射線治療)**を行うためでした。
そのため、ルテチウム治療は1回しか受けておらず、本来必要とされている4回以上の治療には至りませんでした。
結果としては、残念ながら十分な効果は得られなかったのですが、もし複数回受けていたらどうだったのか……と今でも考えることがあります。
治療の選択肢が増える時代へ
とりわけCRPCと診断された方にとっては、ルテチウムPSMA治療が新たな希望になるはずです。
これまで限られた選択肢しかなかった中で、保険適用という形で有効な治療法が国内でも受けられる日が近いというのは、本当に明るいニュースではないでしょうか。
私たちがん患者にとって、「選べる治療がある」ということは、それだけで心の支えになります。
お互い、まだまだ諦めずに、一歩ずつ前に進んでいきましょう!