<東大OBの人たちの役員としての再就職(天下り)廃止について>

民主党が
「東大OBの人たちの役員としての再就職(天下り)完全廃止」を明記するだろう。
→これで完全に東大卒業者を中心とする日本の官僚頭脳は
自民党を支持する、
となる。

多分
小沢一郎が
冤罪で逮捕される可能性が高くなる。

つまり政治がそう主張してきたときに
徹底して対抗して官僚側が
筋を通すとなりにくい。

推定すると政治側が
主張してくるときは
人事権を傘にして
「もしいうことを聞かなかったら
左遷する」「だからいうことを聞け」
となるだろう。

それに、今の流れは、
自民にしても民主にしても
官僚の人事を政治側が握る
ということで、非常に
悪質な結果に転用されやすい。

基本的には

「短期の人気取り」に
行政を利用したいというのが

民主党の国会議員の大部分ではないか?

おそらく誰も
政治の暴走を止められないだろう。

なぜかというと政治家は
基本的には
小沢一郎以外の
民主党政治家は
やはり「机上の空論」
政策だからである。


<過去と現在とは違う>
「東大OBの人たちの再就職(天下り)」というのは、「役員として再就職をすること」をさす。

実は、「過去に存在していた規模」と「今現在」では
おそらくまるで違う。

<マスコミは過大報道する>
この事象を考えるのに大事なことは、
マスコミは事実を報道するより100倍過大に報道している。

つまり「天下り」ということを考えるときに
多くの人は、マスコミの報道を元にして考える。

となると「諸悪の根源」であり「廃止すればいい」
となる。

しかし、マスコミがうそつきであることを多くの人は知らない。

<なぜあえて必要論を唱えるか>
私がなぜ、東大OBの人たちの役員としての再就職(天下り)を必要であると考えるかというと
トータルで、電通、フジテレビ、野村證券などと同じ生涯給与水準に
しないと東大生などは、官僚にならずに外資に行くと
思われる。

そして今回のさまざま郵政民営化論、道路公団民営化論という
虚偽において感じたが
まともな判断を下して主張しているのは
東大OBの人たち(官僚機構)である場合が多い。

(この場合、政治からの強い意向を持って
行われる検察の国策捜査は除く)

猪瀬直樹は、虚偽を述べていたし
マスコミはそれをなぜか擁護する。

まともかと思った民主党も、山崎氏の
「大渋滞を引き起こす」論が一番すばらしいと
いう判断の間違いを平気で犯す。

やっぱり政治家は信頼できないと思わせる好例である。

これは簡単に言えば
東大生OBの人たちの頭脳(官僚)

県立高校の数学がまったくできずに
信州大学文学部で全共闘議長だった作家(猪瀬)
の頭脳を信頼するのか

買収されているテレビ局の頭脳を
信頼するのか

人気取りが第一の民主党の功利的な判断を
信頼するのか

元ゴールドマンサックスの評論家の
頭脳を信頼するのか

それぞれ、最優先事項が違うのである。

そして高速道路各社ではオリックスなどからの
天下りになった。

たとえば東名、名神をもつ中日本高速道路では
役員は、
トヨタからの天下り
とオリックスからの天下りに変化したのである。

トヨタの天下りは
専務取締役 西山 巍(にしやま たかし)
http://www.tokai-rika.co.jp/investors/pdf/56houkokusyo.pdf#search=';西山 巍('
トヨタの子会社の東海理化専務取締役を経て
中日本高速道路専務取締役。

オリックスの天下りは
元専務取締役山本正明氏である。石原のぶてるの後援会委員長である。

サラリーマン政商―宮内義彦の光と影
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062140829/accessgate-22/ref=nosim/
に書いてあるが
中日本高速道路では
まず 猪瀬が公用車を批判。

なぜか知らないが公用車をすべて売却。

しかし車がなくなると仕事ができないため
困るのでまた車を必要とする。

車はすべてオリックスのリース契約にしたという。
そして車は例外なくすべてトヨタを選んでいるという。

ものすごい。

一方郵政では

郵政民営化後の西川社長の年間報酬は3千万円。
ほかの他社の取締役報酬をいれると9千万円の年間収入。


<自分の頭脳で考えられるのは政治家より東大卒の人たち(官僚)のほうが信頼できる>

○現在、東大OBの人たちの頭脳(官僚の人たち)だけが、
「受験戦争という完全競争社会を経てきている
から」である。

つまり東大卒の人材を国家の運営に導く目的から
必要だと考えるからだ。

<もし、「条件Aが諸悪の根源である」ならば、
条件Aが全盛だったときに日本は最悪になっていたはず。
条件Aとは天下りのこと>

もし、「東大OBの人たちの役員としての再就職(天下り)が諸悪の根源」であり
「これがあるから無駄遣いや
非効率があってだめなんだ」というのが真実であるのならば、
今より、東大OBの人たちの役員としての再就職(天下り)が全盛であった、1970年代、
1980年代のほうが、
国家としてだめだったはずである。

ところがこのころは、日本は経済成長で年率10%を示し
世界の奇跡と言われていた。そのときにはトップに諸悪の根源であると
いわれた田中角栄がいた。つまり世界1の国家だったのである。