http://www.asyura2.com/09/senkyo67/msg/644.html
投稿者 国際評論家小野寺光一 日時 2009 年 7 月 20 日 17:29:06: 9HcMfx8mclwmk


果たして民主党は与党たりえるのだろうか?

いつも政権交代直前になると、
うわついてしまって、仰向けに転んでしまうのが
今までの民主党だった。

唯一、小沢一郎氏が党首としてやった参議院選挙は大勝利したが、
今回は、そのときうまくいった成功要因をことごとく
捨て始めている。

勝利した参院選では
○高速道路無料化論を唱えなかった。→ゼネコンや建設業者は自民党のために動かなかった。
○官僚の天下り廃止を唱えなかった。→官僚の人は民主党のスキャンダル探しで自民党に協力しなかった。
○創価学会に対して明確な敵対関係にもちこまなかった。→創価学会はあまり自民党を
応援せず民主党を応援していた人も多くいた。

この3つを今回破ろうとしている。
今回の衆議院選挙では

○高速道路無料化論をマニフェストにいれようとしている。→全国の建設業者は自民党支援にまわる。
○官僚の天下り廃止論をマニフェストにいれようとしている。→官僚は民主党の攻撃に回る。
○創価学会に対して明確な敵対関係になろうとしている。→創価学会は自民党を必死で
応援しだす。

という結果になるだろう。


この政党は、今まで政権をになったことがない。

<小沢氏が一番知る与党の怖さ>

唯一、小沢一郎氏は政権の中心にいたことがあるため、
選挙となったときに、「いかに与党が強いか」「どんな裏技を繰り出すか」を
知っていると思われる。

<いいかげんなマニフェスト>

だから小沢氏一人だけ「選挙は相当に厳しい」という見方を示してきていたが
ここにきて、与党を経験したことのない民主党議員の大半は、
「野党気分のまま」「いいかげんなマニフェストを策定」しつつある。

<高速道路無料化論という実現不可能な公約>
いい加減なマニフェストとして目につくのは、
「高速道路無料化論」である。
別名、「大渋滞と大不況呼び込み案」
である。

<現行のままでは大渋滞をまねくだけ>
「現在のまま高速道路を無料化」して
しまったら
、単に、「渋滞しまくる高速道路になるだけ」なのである。

つまり
「高速に移動する」ことができないのだ。「渋滞する 駐車場化する だけ」と書いた。
つまり年がら年中、込みまくっていて「ぜんぜん
高速道路たりえない」
のである。

<全国の建設業者は自民党支持になる>
選挙という観点から見てみれば

この性急な高速道路無料化論によって、全国の建設業者は、
高速道路建設という「仕事そのもの」を失うため、衆議院選挙では、
「自民党支持に決定」となるように促す効果がある。


<実は国に借金を付け替えるというのが民主党の高速道路無料化論>
それでは、なぜ民主党はこの高速道路無料化論を採用しているのか?というと
山崎養生という
元ゴールドマンサックス投信社長の評論家が唱える「高速道路無料化論」
を 採用しているからである。

この人物は突然2002年にゴールドマンサックスを辞任して
わざわざ「高速道路無料化論」を唱えはじめる。

ふと気づいたが、猪瀬直樹より、はるかに上手なのである。

いうまでもなく、猪瀬直樹の「小泉構造改革」は
虚偽そのものである。

しかし、この反対側に民主党の政策として
さらに破滅的な政策「高速道路大渋滞化論」(別名高速道路無料化論」
が存在することで有権者はどちらにしても「不幸」になるのである。

その昔、猪瀬直樹の高速道路改悪論を支持していたのは
民主党である。

民主党は
「日本国の研究」に書いてあることがうそだとは見抜けなかったのである。

私は猪瀬の高速道路案は虚偽であり、
実際は、田中角栄と当時の天才官僚が創出した
仕組みのほうがはるかにましであるという
ことを中心に書いた。

ちょっとよくかんがえてもらいたい。
田中角栄
猪瀬直樹
山崎養生

この3人をみてほしい。

田中角栄が政治の中心にいた高度経済成長時代

と猪瀬直樹が政治の中心にいる小泉政治改革時代

山崎氏のいたゴールドマンサックスが政治の
中心にいる小泉構造改革時代