「皆の衆!!加藤清正じゃ~!(`・ω・´)!
寒い日が続いておるが
皆、達者で暮らしておるかのぉ???
本日は我が城の今年の様子を、
自称、加藤家筆頭家老・・・・・
「りぃ衛門」に報告してもらうことになっておる!!
肥後を襲ったあの熊本地震より
1年8ヵ月・・・
我が城は復活に向け
日々歩みを進めておる!!
その様子を皆にも知ってほしいと思うのじゃ・・・。」
殿:「りぃ衛門!此処へ!」
りぃ衛門:「はは~っ!!」
殿:「では!これよりはじめ!」
りぃ衛門:「畏まりましてございまする!!」
え~この話し方で最後まで行く自信はございません~(笑)
ここからはいつもの感じで参りま~す♪(*´σー`)
先ずは、2017年1月のお城の様子です。
この時、熊本地震から9ヶ月目を迎えていました。
天守閣は地震直後のままで、
石垣の一部にようやくシートがかけられて。。。。
2016年8月に応急工事が行われた
飯田丸五階櫓は鉄のアームでしっかり支えられ
周辺の石垣にもシートがかけられて修復の日を待つ日々。
2月になると東北側の
東十八間櫓・北十八間櫓の石垣の補修が始まりました。
東十八間櫓の崩落により全壊した
熊本大神宮の屋根の修復に使う
銅板奉納をしたのも2月のことでした。
梅のつぼみがまだかたい頃・・・。
北側の三の丸古京町別館の解体も始まりました。
重要文化財の長塀も一旦解体するため足場ができ、、、
復興へと一歩一歩進み始めました。。
3月
長塀の解体が終わり石垣の上に塀を支える石柱が点々と・・・
二の丸から見る大小天守閣
大天守の屋根には瓦はほとんどなく
小天守の鯱鉾は傾いておりました。
4月。
加藤神社から見上げる天守閣には
鉄骨が貫通しいよいよ天守閣の修復が始まりました。
そんな中、復興を願うブルーインパルスの展示飛行♪
雲ひとつない肥後の青空にSAKURA^^
城内への立ち入りはできませんでしたが
今年も満開の桜が咲きました。
御幸坂の桜吹雪!
5月。
大天守の最上階にはビル建設のような足場ができ
さらに足場が広くなり・・・・
北十八間櫓付近の石垣も応急処置が終わりました。
6月
雨の多い季節も作業は急ピッチで進められ
天守閣最上階部分が解体されたのが分かりますか??↓
大天守がすべてシートに覆われ
↓小天守にも足場が完成!
大掛かりな修復工事は
もはやマンション建設現場のよう!
8月。
巨大な鉄の腕に支えられながら
崩れ落ちた石が回収保管され
櫓の下に丈夫な足場が完成した飯田丸。
猛暑の中、、、、、
地震で落ちてしまった大天守の鯱鉾も焼きあがりました。
8月末には飯田丸の鉄の腕が撤去され
↓大天守の屋根も骨組みが見え始めました!
見るたびに工事が進む様子に驚くばかり!!
9月、きれいな昼の月の下。。。。 ↓
復興を願う「ねぶたが」今年も二の丸で元気な掛け声!
飯田丸五階櫓は
ガッチリ下から支え直され櫓解体の日を待ちます。
クレーンはいつ見ても忙しそうに働き
それを見上げる私は、加藤神社で工事の安全祈願!
10月
宇土櫓の高石垣にも足場ができ
全壊した続櫓の撤去作業開始。
城内へは入れませんが
今のお城を見に来て下さる方のために
「復興見学ルート」も整備されました。
工事が進む天守閣とは対照的にこの辺り
(西大手櫓門)は地震直後のままです。
来て下さる方も増えました。
ありがたい事です^^
11月
いよいよ天守閣の屋根に瓦を乗せるため屋根に屋根が完成!
↑飯田丸は櫓の高さまで鉄骨が組まれました。
旧細川刑部邸の銀杏も・・・・秋。
戌亥櫓も秋!
そして・・・12月
小天守の一部解体が始まりました。
黄色の鉄骨で櫓を支えながら
下では石垣の修復が同時進行で行われています。
宇土櫓の石垣も両側から修復が始まります。
1年間、安全な作業!お疲れ様でした^^
2017年は熊本城がめまぐるしく変化した1年でした。
来る年も
作業にあたるたくさんの方が
安全でありますように!と
土木・建築の神様「加藤神社」に祈願して
今年の熊本城復興への道を終わります。
りぃ衛門:「殿!ご報告はこれにて、しまいにございまする!」
殿:「うむ!よう働いてくれた!!褒めてつかわす!」
りぃ衛門:「有難き幸せにございまする!
なぜに横を向いておられるのでございまするか?」
殿:「・・・・・。゚(T^T)゚。・・・・・・・ぐしゅん・・・」
りぃ衛門:「。:゚(。ノω\。)゚・。 ウワァーン・・・」
来年も引き続き
お城の様子はお伝えしたいと思います。^^
長々と最後まで読んでいただき
ありがとうございました(*゚ー゚*)
天下の名城の復興を
見守ってくださる全国の皆さまに感謝☆
次回予告・・・・
「りぃ。今年の漢字と旅の想い出」につづく・・・
おしまい。。