こういうリーダーになりたい | 人生が変わった30代からの習慣

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メンタルサポート型の会計士・税理士の小野尾です。


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最近の私には、「己を空(むな)しくして」という言葉が心に刺さります。




「空しく」という言葉の響きもいいのですが、この言葉で、私ははまだまだだと思い知らされるからです汗




己を空しくして国家と民のために尽くすという器量を備えた人物こそ、国を導く真のリーダーではないかと思います(直木賞作家の中村彰彦氏)。


月刊『致知』2011年8月号




これは国を導くリーダーだけに限らず、全てのリーダーに言えることだと思います。




ご紹介した言葉を言い換えれば、




己を空しくして、自らが率いる組織とそのメンバーに尽くすという器量を備えた人物こそ、組織を率いる真のリーダーではないかと思います。




となるでしょう。




「己を空しくする」というのは、「空」という言葉があるので、何も考えず空っぽ、空虚なイメージを持たれるかも知れませんが、そうではありません。




「己を空しくする」というのは、「俺が俺が」という自我意識や「自分のために」という自己中心的な考え方を捨てるということです。




そういう考え方を捨て去って、「相手のために」、「世の中のために」という考え方を持つことです。




総理大臣というポストに汲々している管総理(と私は思っています)とは全く正反対のことですね。




「自分」という小さい枠に収まらず、その枠を広げて、「相手のため」、「世の中のため」とその思う対象をどこまで広げられるかが、リーダーの器になります。




幕末の志士たちは、それこそ「日本のため」という強い思いで維新を成し遂げました。己を空しくして、自分のために生きるのではなく日本のために生きました。




まさに日本の真のリーダーでした。




そんな幕末の志士に学ぶ大切なポイントは、己を空しくしていたということだと私は思っています。




他方、私はと言えば、今のところダメですね~汗




家族のためなら「己を空しく」できていますが、まだその程度です。リーダーとしての器はまだまだ小さいということになりますね。




でも、思う対象は、近い所を厚くして、遠い所を薄くするものです。近い所も厚くできていないのに遠い所を厚くするようでは本末転倒です。




家族をないがしろにして、その組織や日本のために何かを為し得ようと思っても、それは違うと私は思っています。




まずは家族、そして所属する組織や地域社会、そして日本へと、少しずつその思いを広げていけばいいと思っています。




大きなことを成し遂げたいと思うのであれば、リーダーとしての器を大きくしたいなら、まずは身近な人や足元の小さなことを大切にすべきです。




「己を空しくして」という言葉に出会うたびに、思いの対象を少しずつでいいので広げられるように人間力をますます磨いていこうと思わされます。




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