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教育勅語
と出ていました。このニュースがいろいろ波紋を呼んでいるようです
職員研修に教育勅語「明らかに誤り」 広島市長に県弁護士会長が声明https://t.co/UkWkSJA2Av
— 朝日新聞デジタル (@asahicom) February 18, 2024
教育勅語が1948年の国会決議で失効していると指摘。
国民主権に基づく憲法や教育基本法に反するとして、憲法尊重擁護義務を負う公務員である市長が、公務員の研修に用いることを「明らかに誤り」とした
弁護士連中が謝りだとかあーだこーだ言ってると、なんか裏があるような気がしますので…それなら教育勅語について考えてみればいいんです。
といっても、あの勅語って原文そのまま読むのって難解というか、ちょっとめんどくさいんです。だから、それを現代文に直したものを取りあげてみます。
教育に関する勅語(口語訳)
私は、私達の祖先が、遠大な理想のもとに、道義国家の実現をめざして、日本の国をおはじめになったものと信じます。 そして、国民は忠孝両全の道を全うして、全国民が心を合わせて努力した結果、 今日に至るまで、見事な成果をあげて参りましたことは、もとより日本のすぐれた国柄の賜物といわねばなりませんが、 私は教育の根本もまた、道義立国の達成にあると信じます。
国民の皆さんは、子は親に孝養を尽くし、兄弟・姉妹は互いに力を合わせて助け合い、 夫婦は仲睦まじく解け合い、友人は胸襟を開いて信じ合い、そして自分の言動を慎み、 全ての人々に愛の手を差し伸べ、学問を怠らず、職業に専念し、知識を養い、人格を磨き、さらに進んで、 社会公共のために貢献し、また、法律や、秩序を守ることは勿論のこと、非常事態の発生の場合は、 真心を捧げて、国の平和と安全に奉仕しなければなりません。 そして、これらのことは、善良な国民としての当然の努めであるばかりでなく、また、私達の祖先が、 今日まで身をもって示し残された伝統的美風を、さらにいっそう明らかにすることでもあります。
このような国民の歩むべき道は、祖先の教訓として、私達子孫の守らなければならないところであると共に、 この教えは、昔も今も変わらぬ正しい道であり、また日本ばかりでなく、外国で行っても、間違いのない道でありますから、 私もまた国民の皆さんと共に、祖父の教えを胸に抱いて、立派な日本人となるように、心から念願するものであります。
~国民道徳協会訳文による~
※原文はリンク先をご覧になってください。
はたして批判されるような内容か?むしろ今強調してでも教えなければならない内容では?
もっとも、老子の言葉にある
「大道廃れて仁義あり」
と併せて考えると…そういうことを強調して教えなければならないくらい酷い世の中になったと認めざるを得ませんね
そんな世の中だから、弁護士の方達もかなり忙しいのかも?いや、彼らにとって「稼ぎ時」かも?だからそれに終止符を打たせかねない道徳的な言葉が流行るのが嫌なのかも?邪推かもしれないが…案外図星だったりして
なお、教育勅語が法的に失効になって久しいというが…その言葉を用いてものを語ることは禁止されていません。
そもそも、教育勅語は明治天皇の「御言葉」…明治天皇の御誕生日(11月3日)に現行の日本国憲法を公布し、「文化の日」という祝日🎌にしておきながら、一方で明治天皇の御言葉を否定するというのは筋が通りません。その御言葉の内容が称賛されるべきものなら、なおさらです。
※海外ではこのように評価されているんですよ
それなら、教育勅語の復活か、それが難しいなら同様の文言(それこそ口語訳でも)を道徳教育の教材として普及させるべきです。未だに変な解釈で語ってるというか騙って、嘘を平然と流布するような恥知らずな人がいると今日も思い知らされたので、そう提言したくもなります