前記事で気になってる事を書きましたが…ブロガーとしてどうしても気になるニュースがあります
ジャーナリストの伊藤詩織さんを中傷するツイートに、自民党の杉田水脈議員が「いいね」を繰り返したことで精神的苦痛を受けたとして、伊藤さんが杉田さんに220万円の損害賠償を求めていた裁判で、最高は裁判所は杉田さん側の上告を退ける決定をしました。
これまでの裁判では
○1審・東京地方裁判所…「いいね」を押す行為について、「悪くない」などの感情まで幅広く考えられるなどとして、伊藤さんの訴えを棄却。
○2審・東京高等裁判所…杉田さんが過去に伊藤さんを揶揄する発言をしていたことなどを踏まえ、「加害の意図をもって『いいね』を押した」と認め、杉田さんに55万円の賠償を命じる判決を言い渡す。
○最高裁判所…2月9日までに杉田さん側の上告を退け、杉田さんに55万円の賠償を命じた判決が確定。
裁判についてどう見るかは、人それぞれですが…とはいえ「いいね」って柔軟に考えるべきではないだろうか？その投稿に対して直接コメントするのと違って、いろんな感想が想定されます。人によっては「みたよ」的な意味かもしれないし、単に足跡
（昔アメブロにもそういうものありましたね）みたいなものかもしれないし…一概に決めつけられないはずです。
その投稿に対してどう思っているかを、直接のコメントもないのに「推測」し、それで賠償請求というのは…なんとなくだが被害者意識が強いように思います。「220万円の損害賠償」を求めたというあたりから、そんな感じかもと思えましたけど…
※過去の発言に「加害の意図」？それこそ解釈次第でしょう。
今回の裁判、見方を変えれば司法が個人の内面を推測して賠償命令を出したとも取れます。それを拡大解釈したら「誹謗中傷された」と訴えれば、「いいね」だけで「個人の言論」を罰する事が可能になるという事になります。今の段階では公人のそれだが、それは民間人に拡大される恐れもないとは言えません。
どうせ杉田水脈なんて「差別主義者」「極右」「裏金議員」だろ、だからあの人はそれくらい叩かれてもいいんだ、なんて言ってる能天気な、そして偏見だらけの人たちに言いたいが…
明日はお前ら自身の事かもしれないんだぞ！それをよく考えたほうがいい！
「言論の自由」と「人権擁護」は非常に難しいテーマなので、そのうち取りあげますが…こういう判決が出ると「いいね」を押すのも気になってきます。いろんな理由から「いいね」返しという習慣を受け入れてきたものの…後になってああだこうだと問題にされるのなら、再考の余地あるのかな？考えすぎかな？
