前回までのお話はこちら

母の日はとっくに過ぎましたが笑、

母の日企画ではじめた、初めて子どもを産んだ頃の

お話(もう20年近く前の話ですが!)の3回目です。

 

さて、なぜか発熱しながら、いつまでも間隔の

狭まらない陣痛(しかし激痛)

さらに言われた衝撃的な言葉

 

「赤ちゃんの心音が下がったので、このまま緊急帝王切開に

なります。いいですか」

 

 

耳元で叫ばれても、なんせ、こちとら陣痛の真っ最中。

頷くこともできません。

 

するとますます看護師さんは大きな声を張り上げて

「いいですね!!?」と詰め寄ります。

 

コクコクとなんとか頷くと

ものすごい勢いで手術の準備が始まりました。

看護師さんが入れ替わり立ち替わり

お腹の上であれこれやっているけれど

その合間も、絶え間ない陣痛。

そしてもうこの時点で15時間近いので

もう体力も消耗しきってヘロヘロです。

 

あっという間に手術室に到着すると

脊髄に麻酔をされました。

 

脊髄の麻酔は痛いはずなんですが

もうその時は、陣痛が痛すぎて

「はやく打って〜〜〜〜〜!!!」状態。。。

 

麻酔を打った側から

ふわーっと痛みが引いていきます。

 

緊急帝王切開で、お腹の赤ちゃんの心音が下がっているので

全身麻酔はかけられず、部分麻酔での手術が始まりました。

 

うとうとはしているものの、

感覚は、あるんですよね…。

 

あ、いま、腹切られてる…。みたいな。

 

もちろん全然痛くはないんですけど。

いま考えるとめちゃくちゃホラーですね!

 

でもその時はもう、パニクってるし

陣痛からようやく解放されて

 

「は〜〜〜ようやく痛みから解放された〜〜〜」

しか思ってなかったので

幸いあんまり怖くはなかったのでした★

 

「お母さん、頑張ってね〜。もうちょっとだからね〜」

と看護師さんが声をかけてくれてしばらくして

 

「赤ちゃん、生まれましたよ!」という声が。

 

…しかし、いつまでたっても泣き声が聞こえません。

え、赤ちゃんって生まれたらすぐに

産声を上げるんじゃなかった…?

 

手術室に、緊張が走っているのが伝わります。

「叩いて!」というお医者さんの声に続いて

ペチペチと、赤ちゃんが叩かれているような音。

 

そう、赤ちゃんは、仮死状態で生まれてきたのでした。

呼吸もしてなかったそうです。

 

しばらく、ペチペチという音がしていたかと思うと

ようやく、聞こえた

「おぎゃあ」という声。

 

弱々しかったけれど、それは確かに産声で。

 

麻酔で朦朧とする目をかろうじて開けて

かすかに見た、小さな赤ちゃん。

 

生まれたんだ…。

 

涙が溢れて止まらなくなりました。

 

視界に残る赤ちゃんは

紫色の肌…

大丈夫なんだろうか、と思った次の瞬間に

全身麻酔がかかって、周囲の音はみるみる遠ざかっていきました。

 

 

 

まだ続きます!

もうしばらくお付き合いくださいませ〜