「続きが気になる」を作るのは難しい

前回考えたアイデアをもとに、

さっそくサンプルアプリを作ってみました。

 

今回作ったのは、

3人のAIキャラクターが勝手に会話していて、

利用者はその様子を眺めるアプリです。

 

 

これまでのアプリとの大きな違いは、

利用者が何もしなくても成立することです。

 

アプリを開けば、

3人のキャラクターが勝手に会話している。

 

利用者はそれを眺めて、

ときどき気になるものがあれば参加する。

 

これなら、会話すること自体にそれほど興味がなくても、

 

「昨日の続き、どうなったかな?」

 

と思って開いてもらえるのではないかと考えていました。

 

ところが、実際に作ってみると、

新しい問題が出てきました。

 

会話の内容が、あまり面白くない。

 

3人が会話していること自体は実現できています。

 

でも、それを読んで、

「次はどうなるんだろう?」

「もう少し見ていたい」

とは、あまり思えませんでした。

 

考えてみれば、当たり前なのかもしれません。

 

YouTubeやショート動画も、

「何もしなくても次々とコンテンツが出てくる」

という仕組みだけで面白いわけではありません。

 

その一つひとつに、

「見たい」

「続きが気になる」

と思わせるコンテンツそのものの面白さがあります。

 

今回のアプリも同じでした。

AIキャラクターを3人用意して、勝手に会話させる。

仕組みとしては作れます。

 

でも、

「AIに会話させること」と「面白い会話を作ること」は別でした。

むしろ、ここから先は技術力というより、

コンテンツを作る企画力が必要になってくるように感じます。

 

YouTubeや漫画、アニメなど、

世の中には面白いコンテンツが大量にあります。

 

それらと同じように「次も見たい」と思ってもらえるものを作ろうとすると、

一気にハードルが上がります。

 

AIに毎回違う会話を生成してもらえること自体は面白い。

でも、生成されるものが「続きを見たい」と思えるものでなければ、

結局アプリを開く理由にはなりません。

 

前回、

「明日も開きたくなるか」

だけをMVPで確認すると書きました。

 

実際に作ってみたことで、

その手前にもう一つ大きな壁があることが分かりました。

「そもそも、もう少し見ていたいと思えるか」

です。

 

今回も、作ってみたからこそ分かったことでした。

では、面白いストーリーをAIに作らせる方向で頑張るのか。

それとも、「面白いコンテンツ」で勝負すること自体をやめるのか。

もう少し考えてみたいと思います。