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1・


ども、藤田です。



夫婦別姓が合憲と判断されましたね。



この意見に対して、ツイートなどの反応が非常に分かれているようです。



ツイートの意見を見ていておもしろいのは、世代で全く別の考え方があること。


20代から30代あたりは、割と夫婦別性について肯定的。


しかし、40代以上の人になると否定的。


この分かれ方は、時代の影響がモロに出ている気がします。


2・


特に、ツイートで気になった一文があります。


そのツイートは、このようなものでした。


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「初めて夫の姓で呼ばれ、『私は結婚したのか』と思い、頬を赤らめる」 こういうのが幸せな結婚というのだと思う。夫の姓を名乗りたくないと言っている人に限って不幸せに見えるのは気のせいだろうか。




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僕が発見してから、割とリプが飛んでいたので驚きました。


でも、僕も物書き的視点から言うと、かなり古いクリシェであり、


このクリシェが今の時代に馴染むかというと、もう無理があると感じました。


80年代のトレンディドラマを、ビデオテープで見ている気分。


それぐらいの、時代錯誤を僕も感じました。


このツイートには、「こんな価値観の人と結婚する女性は不幸だ」とか、


「姓を選ぶ自由がある」との声が多くありました。


これに対しては「離婚という選択肢を抑制する効果がある」との意見もありました。


しかし、そのような意見に対しては


「男性も婿になって苗字を変えるときはどうするのか?」という意見も寄せられていまいた。


まさにその通りで、夫婦別性の合憲擁護する人にこの指摘をすると、おそらく何も言えないと思う。


僕はこのツイートを見ていて、いかに男性中心の思想で法律で動いているのか。


そんなことを感じてしまいました。


3・



近年は特に、女性の社会進出が叫ばれて久しいです。



政府も「女性が働きやすい社会を」みたいなのを、スローガンに掲げていたように思います。



ただ、政府が掲げるスローガンと、今回引用したツイートには同じ臭いがします。



ここで、安部政権の掲げる女性進出の政策を見てみましょう。

・育休を3年に伸ばす。
・待機児童ゼロを目指す。
・女性役員を1人は作る。

などです。


しかし、これらはすべて時代遅れの政策で、過去に先進国が導入して失敗したものが多いです。


特に、役員を1人作るという政策では、選ばれた女性が他の男性役員に潰されるケースもあとを絶ちません。


そのため、海外では「クォーター制」という制度を設け、


役員を選出するときは4人一組にすることが進んでいます。



海外は海外にあった法律が施行されているだけであって、日本にそれをポンと取り入れただけで解決。



そんな簡単な話ではないわけです。



実際、女性も社会にて上を目指したい人ばかりかといえば、あまりそうでもないようです。


女性目線で考えれば、ただ「生活の安定と共に、社会で認められたい」だけである。


このような純粋な願いさえ、政府のお門違いで「やってあげてる」だけの政策に蹂躙されている。


4・


夫婦別性における思想と、安倍政策。


その2つに共通する臭いとは、「やってあげてる感」みたいなものでしょうか。


結婚にしても、男性が女性を迎え入れる。


政府にしても、こんな政策ならば満足だろ。


そんな古めかしい男性社会で育った人たちの、有難迷惑な「やってあげてる感」が漂っている。


そんな議員さんや男性ばかりでないと思うが、


同じ目線で見ることができない人が多いのは、事実だと思う。


その中に見え隠れするのは、男性優位の社会が崩壊することへの恐怖にも見える。


制度によって守られる男性。


制度によって男性を意識するのであれば、もし制度が無くなれば、


そのような男性は「男」を維持できるのだろうか。


僕はできないと思う。


割れたビンでは、液体は保存できない。


制度に守られる男というのは、ビンの中でしか生活できない男だと思う。


僕はそんな男にはなりたくないな。


胸を張って、自分を男だと「主張」できる人間になりたいと思う。


(おわり。さいごまでありがとうございました。)