私には、昔の記憶があまりありません。
正確に言うと、あるけれどやや断片的で、
なんとなくぼんやりしているのです。
まあ、ただ毎日をくだらないことに浪費していただけだから、
忘れてしまっているのかもしれませんが。
両親が離婚したのが中学2年生のときで、
家族3人で住んでいたマンションを出て、
母とアパートで暮らし始めたのですが、
高校生のときは、マンションに住んでいたときのことを
ほとんど思い出せませんでした。
部屋の作り、置いてあったもの、父のこと、
幼稚園や小学校のことも、
昔の記憶が、あまりに不鮮明でした。
ブログを始めて、自分の過去と向き合うようになってから、
ようやく少し思い出せるようになりました。
部屋の作り、置いてあったもの、父のこと、
徐々に記憶がはっきりしてきました。
思い出したくなかったのかもしれません。
書いている今も、あのマンションで母に言われた言葉を思い出して、
胸が苦しいです。
どんな状況だったのか、鮮明に思い出してしまったら、
どんな気持ちだったのかまで、鮮明に思い出してしまうのです。
大学生になって、今のところ順調に過ごせています。
今の生活の記憶は、ずっと輝いたままで、
ぼやけてしまわないといいな、と思います。