でも、その嫌悪感の理由が
ずっとわかりませんでした。
だから、色々悩みました。
セクシュアリティなのか、
それとも本当に好きな人なら嫌悪感はなくなるのか。
大学生にとっては、恋愛は死活問題と言えるほどで、
ひたすら悩んでいました。
今でも、忘れられない光景があります。
それは、離婚した後、父の住むマンションに荷物を取りに行ったとき、
部屋の壁にセクシーな女性のポスターが貼ってあったのです。
気持ち悪さと、恐怖とが混ざり合ったような、
言いようのない感情に襲われました。
私が中学2年生のときでした。
おそらくは、私が性的な愛情表現行為に嫌悪感を持っているのは、
これが原因だったのだと思います。
父を思い出すから、
気持ち悪いし、怖いと感じてしまうのだと思います。
私と母が父にしたことは、許されることではありません。
でも、父によって私が傷ついたのも事実です。
正直、二度と父には会いたくありません。
私が父のことを書こうと思ったのは、
父方の祖父が余命宣告されているからです。
父方の祖父母にはとてもお世話になったので、
亡くなってしまったらお葬式には出席したいです。
ですが、そうなると父に会うことになってしまいます。
このブログを書きながら、気持ちの整理をしようと思ったのですが、
なかなか上手くいかないものです。
会いたくないけれど、会わなければいけない。
今まで逃げてきたことと、向き合わなければいけない。
苦しいですが、やらなければいけないことです。