愛媛県新居浜市での
家族三人殺害の事件簿です。
こんな犯人が
近所に住んでいればそれだけで地獄の始まりです。
音楽や天理教の太鼓、ピアノの騒音なら
出している方にも
その実態は理解できます。
その程度により感覚の違いはあるとしても・・・・
しかし、
電磁波攻撃などと
謂れのない被害を訴えられても対応のしようがありません。
取りようによっては、
只のクレーマーなのかと疑ってもします。
そんなことから恨みが募って、
ある時に家族三人が
刺殺されれば恨みの持って行き所がありません。
嘗て、
そんな電磁波攻撃の相談を受けたことがあります。
八尾市から相談に来たご夫婦でした。
市役所に相談して我社を紹介されたそう。
「来た、来た~、今も電磁波攻撃されている」との訴えに
私は返す答えがありませんでした。
私の耳や身体には
全く感じることも出来ない電磁波攻撃では・・・・・
何ら対応することも出来ずに、
その被害というのを共有できませんでした。
ご夫婦は
温厚そうな人だったので
被害にも合わずに済んだのでしょうが、
この犯人のように思い詰めた心神耗弱の人ならと
今、考えても身震いがします。
人間、生きている限り
何処で不幸な出来事に遭遇するか予想もつきません。
私も、
透析教室で
電磁波攻撃されていると称する看護師と遭遇した時、
回避方法を事前に検討しておく必要があります。
ベッドに拘束された身の上では、
唯一自由な右手の運動機能を常に鍛えておく必要があります。
その手の先が
例えお尻に近づこうとも・・・・・・・・・
もし、当たればお許しあれ!!!
2024.05.12 NO:9943
【参考引用】
「1人だけ生き残っても地獄」一家3人を殺害した男 “電磁波攻撃”を受け体調崩し、退職、離婚、車上生活…「失敗したら“組織”の人間に笑われる」【前編】
5/2(木) 16:02配信
「裁判で、あなたは殺害した3人と遺族への謝罪を、頑なに拒否し続けていました。そのお気持ちは今も変わりありませんか」
しばしの沈黙が流れた。
「少しは謝罪することも考えていた」
男は言葉を続ける。
「しかし『電磁波攻撃』が事実なら、仕方がない」
事件は2021年10月13日夕方、愛媛県新居浜市の住宅地で発生した。民家に住む3人が、次々と刺され殺害されたのだ。駆け付けた警察官が、現場でナイフを所持していた男を銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕した。
警察の調べに対して河野容疑者は「殺すつもりでナイフを持っていた」「あいつらが悪い」「3人を殺害した後、自分も死のうと思った」と供述していたものの、明確な動機は不明だった。
その一方で、奇妙な話も聞こえてきた。被害者から警察に「河野容疑者から『電磁波攻撃』を止めろと言われている」といった内容の相談が、数年前から寄せられていたのだという。
その後、検察は、鑑定留置を経て事件から約半年後となる2022年3月、河野容疑者に責任能力があると判断。3人を殺害したとして殺人などの罪で起訴した。
3人を刺し殺すという残忍な犯行。その凄惨さの一方で、捜査機関から漏れ聞こえてくる断片的な情報からは、事件に至った経緯などの背景は、まるで見えなかった。
取材の中での資料、法廷でのやり取りで示された数多くの証拠、そして認定された様々な事実、被告本人との文通や面会、関係者への取材や、専門家の意見などを元に、事件を振り返る。
■「組織から電磁波攻撃」心神耗弱か喪失か
2023年12月6日、松山地裁。注目の中、裁判員裁判の初公判が始まった。
設けられた傍聴席の定員に対して、3倍近い人が傍聴券を求めて並ぶ。そして法廷の前には、巨大な門型の金属探知機が設置された。いずれも、松山地裁で行われる刑事裁判としては異例のことだ。
物々しい雰囲気の法廷。そこに、実に4人の刑務官に取り囲まれながら、手錠と腰縄を付けられた男が入って来た。河野智被告だ。白髪の混じった髪は、逮捕された直後と比べて長く伸びたように見える。誰かを探しているのだろうか、目を細めたような険しい表情で、しきりに傍聴席を見回している。記者とも目が合った。鋭い視線だ。
裁判が始まり、検察官が起訴状を読み上げる。
犯行の現場となったのは、知人宅だった。この家に住む、知人の岩田健一さん(当時51)と、同居していた父親の友義さん(当時80)、そして母親のアイ子さん(当時80)の胸などをナイフで突き刺し殺害した。
「殺意を持って、胸などを刃渡り12.7センチのナイフで突き刺し、失血により死亡させて殺害した」
被害者の3人の死因は、いずれもナイフで刺されたことによる失血死だった。
56歳となった河野智被告は、起訴内容を全面的に認めた。
それを踏まえ弁護側は、被告は犯行当時、善悪の判断ができず、罪に問うことができない「心神喪失」だったとして、無罪を主張した。
一方の検察側は「河野被告は『組織』から電磁波攻撃などの嫌がらせを受けたと被害妄想を抱き、怒りを募らせた」と、犯行に至った理由を説明。その上で、河野被告は犯行当時「妄想型統合失調症」を患っていた影響から、自身の行動を理解する能力が著しく劣っていたものの、罪に問うことはできる「心神耗弱」だったと述べた。
異色の裁判、その争点は、責任能力の有無に絞り込まれた。