水原一平の
横領額24億円でも驚いたのに、
ベトナムで銀行の金を1.2兆円横領した女性がいたことに驚愕です。
しかも、
我が国であれば横領犯では
どんなに高額な横領でも死刑判決はないと思う。
横領罪に死刑の規定がない筈です。
嘗て、我が国でも
豊田商事の金のペーパー商法で1000億円を超える
詐欺がありましたが、主犯は裁判で判決を受けることなく、
暴漢に殺害されてしまいました。
結果的に
死刑執行を受けたような話になりましたが・・・・
そんな被害額など
この犯罪に比べれば、まだ可愛いものです。
しかし、
1.2兆円を超える被害が発生するまで、
事件として発覚しなかったのは、
共産党政権故のお国柄なのでしょうか?
GDPの3%に当たる被害額も
汚職、談合などで事件が
表面化しないベトナムの体質なのかも知れません。
もしこれが、我家であれば、
家内の財布から
1000円(1000億円ではない)抜いただけでも発覚してしまい、
手痛い報復があります。
我家でも死刑こそなりませんが、
断食の刑が下されます。
死刑にすれば厚生年金が止ってしまうので、
生かさず、殺さずの処遇に涙する日々が今も続いています。
2024.04.26 NO:9926
【参考引用】
ベトナム史上最大の1.9兆円の横領事件、不動産会社会長に死刑判決
ベトナムの裁判所は11日、同国史上最大となる125億ドル(約1兆9000億円)の横領事件に関与したとして、不動産業界の大物チュオン・ミー・ラン被告(67)に死刑判決を言い渡した。国営メディアのタインニエンが報じた。
同国で汚職撲滅が進められている中で、判決は異例の厳しさとなった。
不動産開発大手バン・ティン・ファット(VTP)の会長のラン被告は、2022年に逮捕・起訴された。横領した125億ドルはベトナムの国内総生産(GDP)の約3%に相当する。
判決では、ラン被告が2011〜22年にサイゴン商業銀行(SCB)を違法に支配し、この権力を利用して実態のないVTPの関連会社を通じて資金を横領し、また当局者に賄賂を贈って不正を隠蔽していたと認定した。
検察は、ラン被告と共犯者らがVTPの関連会社に数十億ドルにのぼる2500件の不正融資を行い、その結果、SCBに約270億ドル(約4兆1380億円)の損失が生じたと指摘した。
ラン被告は賄賂、横領、銀行融資規則違反の罪で有罪となった。1カ月に及んだこの裁判は国営メディアで大きく取り上げられてきた。報じられたところによると、何百人もの弁護士が関わり、文字どおり重さが何トンにもなる証拠が集められ、何千人もの証人が召喚されたという。
判決では死刑に加え、禁錮40年と2700万ドル(約40億円)の賠償命令も言い渡された。同国で詐欺や横領などで有罪となった女性に言い渡された量刑としては極めて重いものとなった。ラン被告から資金を少しでも回収しようとする試みとみる向きもある。
ラン被告は容疑を否認し、無罪を主張。被告の弁護士の1人はロイター通信に「もちろん判決を不服として控訴するだろう」と述べた。
AP通信によると、この横領事件ではラン被告のほかに85人が起訴されている。罪状は銀行法違反、贈収賄、職権乱用など多岐にわたるという。タインニエンによると、84人が執行猶予3年から終身刑の判決を受けた。