もし、余命を宣告されたら・・・・・
歳のせいなのか?
こんな言葉に目が留まるようになってしまいました。
嘗ては、
そんなことなど気にもしなかったのに・・・・
「死」を
一瞬ですが体験したことからなのかも知れません。
それは、
今から二年ほど前に
心臓弁膜症の為,開胸手術を受けました。
今の私の心臓には牛の弁が入っています。
全身麻酔で
手術は無事に終了しました。
その後、ICUに入り
麻酔から目が覚めての後、
天井に配置されていた非常ランプが点灯し、
看護師たちが慌てて
やってきたまでは記憶にあります。
後ほど聞いた話ですが、
「貴方は2分間ほど心停止していたのや」と言う。
そう~、
非常ベルが鳴った時に、
既に心臓が停止しての警報だったのです。
この時に感じたことですが、
心臓が停止しても、
脳に新鮮な血液があれば、
その時にはまだ脳は生きており、記憶も残るのだと・・・
看護士が
慌てて走ってきたのが
はっきりと記憶に残っているので・・・・・
「死」と言うのも、
心臓が先に停止すれば、全く苦しむことがありませんでした。
それこそ、
寝落ちするようなものです。
三途の川の渡し船の記憶もありませんけど・・・・・
反対に
心臓が動きたいのに、
血液が来ないような「心筋梗塞」などは
それこそのたうち回る苦しみなのでしょう。
目の前で
亡くなった親父のことを思い出します。
「生まれてから、一番苦しいわ」と言うのが
臨終の言葉でした。
「余命宣告」されても、
心筋梗塞のような苦しみはしたくないものです。
嘗て、
従弟が直腸がんで亡くなりました。
痛み止めの
麻薬を打っていたようですが、
効果が切れたときにその痛みでのたうち回って
いたのも辛い思い出です。
人と生まれれば、
誰もが必ず死はやってきます。
どうせ死ぬのであれば、
苦しんでなど死にたくない。
静かに、
家族に囲まれて旅立ちたい。
しかし、
余命宣告などされて
心静かに旅立てるか全く自信はない。
まだまだこの世に未練はあります。
家内には言えませんが、
やり残したことが沢山ありますから・・・・・
ネットで言われているような、
後の始末のことを
家族に言い残しことなどは無理です・・・・・。
2023.11.06 NO:9752
【参考引用】
余命を宣告されたら
余命は不確かなことが多いですが、医療のことや今後の過ごし方など万が一の場合に備えていま家族が考えるべきことがあります。
銀行口座の確認
死亡によって銀行口座が凍結してしまう前に預金を引き出しておく。葬儀代・医療費や相続にも関わるため事前に確認を。
※預金の引き出しは必ず本人・または相続人全員が納得してから行いましょう
相続の準備
相続トラブルを防ぐため、可能であれば財産を確認し相続先を明らかにしておきます。できれば遺言書など形に残しておくことがおすすめです。
葬儀の準備
お葬式をどのようにするかを決めます。葬儀の形式・規模・コストなどを考えて、複数の葬儀社から見積りをとって比較検討します。
※葬儀の事前相談は基本的には無料です。
今からお葬式の準備をすることは決して不謹慎ではありません。
今のうちに準備しておくことで、臨終を迎えたときに考えなければならない負担が減ります。
とても酷な話ですが、病院でご家族が亡くなった場合、死亡診断書を受け取ったらすぐに葬儀社を呼んで病院を出なければなりません。