9427:給料の振込制度で地に落ちた亭主の権威 | 温故痴人のブログ

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我家では結婚以来、

家内は仕事を辞め、専業主婦を担当してもらいました。

 

家事のこと、

子育ての実際は殆ど家内に任せていました。

 

私は

もっぱら給料を稼いでくる猟師でした。

 

しかし、

新婚当時は給料も少なく

やりくるに苦労をさせた気がします。

 

その癖、

付き合いで酒は飲む、

高額な生命保険の負担、

残された金額は生活費で給料は消えていきました。

 

飲み代は大きかった。

 

保険料の負担も職場ではトップの負担でした。

 

財産もなく、

私に何かがあれば残された家族は

路頭に迷います。

 

せめて、

子供が成人するまでの費用と思い、

死亡保障は大きなものでした。

 

高血圧も

指摘されていたので

入院給付も大きくしていました。

 

残された少ない額でも

手渡しなので

「ありがとうございます。ご苦労様、頂きます」と言ってくれ、

亭主の有難さを判ってもらえました。

 

しかし、いつの頃でしたか、

給与事務の簡素化で銀行振込制度となりました。

 

 

 

その途端に

表面だった私への感謝の気持ちは

消えたように見えました。

 

勿論、

新婚時代はとうの昔となっていましたからでしょうが・・・・・

 

反面、

直接現金を受け取る銀行に対しては

感謝していたのでしょう。

 

子どもも大きくなり、

妻の地位にもどっかりと座り、

母親として貫禄も付いていた時期なので

もう怖い者はありません。

 

給料を振り込むのは

当たり前、ボーナスも・・・・・退職金も妻の手の中です。

 

退職すれば、

年金も私の勝手にはさせてもらえません。

 

透析となった今の立場では

病院代と薬局代だけが私の手に渡されます。

 

一種一級の病院代は安い。

 

遊びに行くこともなくなり、

小遣いを使う場所がありません。

 

ガソリン代は共通経費です。

 

外でコーヒーを飲む習慣のない私には

喫茶店代もいりません。

 

亭主の権威は無くなり、

情けないことに居候状態または

介護施設に入所しているような哀れな状態です。

 

こんな人生に誰がしたと愚痴も出ます・・・・・・・。

 

2022.12.20  NO:9427