世の中の
運命は先が読めません。
生まれた子供に
親や生まれる場所を選べないように・・・・・
道畑で
子供を産んだ野良犬の母親は
住む場所もなく、
エサもありません。
そこでの子育ては
先が全く見えません。
不安で一杯なその顔!!!
浮気相手の旦那と別れて
専業主婦一人で三人の子育てを
するようなものです。
まず、
子供を育てるのに
食糧が必要です。
雄からの
仕送りはありません。
それこそやり逃げです。
子供たちにとっても
厳しい先行きが予想される
野良犬生活ですが、
それを見かねて暖かい手を
差し伸べてくれたのは動物愛護センターなのでしょう。
母犬も
「安全な人たち」と抵抗をすることもなく
その手に
未来を託す姿が心を打ちます。
バラバラになっていた子供たちも
次々と発見され、
それぞれに愛の手が・・・・・・
保護された先には、
暖かく、
安全な住みかと食糧があります。
子育ての苦労も半減します。
この幸せそうな顔をご覧ください。
この母親にとって、
ここでの生活は生活保護の
支援を受けたようなものです。
この母の姿を見ていると
遠い昔の我が家の生活を思い出します。
運送屋の親父が浮気をして、
その後、
当時の国鉄と
踏切事故で長期入院生活を送りました。
結果、
我が家は田舎で生活が立ち行かなく、
妻と4人の子供を残して
親父だけ大阪に出稼ぎに行ってしまいました。
残された妻と4人の子供は
この野良犬のようです。
住む家はあったものの、
食料は厳しかった。
お金も入らず、
残されたお袋は
朝早くから隣町の市場で買い出し、
それを自転車に積んで行商、
夜は
保険のセールスと着物の洗い張りの注文取りという
寝る間を惜しんで働きましたが、
所詮、わずかの収入では生活は厳しかった。
親父には
両親は既におらず、
母親の実家も一番上の長男は亡くなって
後家さんの家庭では頼れません。
この母犬の顔には
そんな辛い生活が滲み出ています。
これを見つければ、
私も見捨てられない。
心優しい?自分には
昔の想い出が募ります。
どうぞ、
野良犬が無くなるように
暖かい救いの手を・・・・・
我が家に
迷い込んできた
障害猫の竜馬は
我儘三昧で元気に過ごしています。
11年前に
できた一人息子ですから
2022.01.17 NO:9067