ご近所で
「肝っ玉母さん」の京塚昌子に
似たお婆ちゃんが介護施設に
入院して久しい。
山姥とは
母と娘のような関係で、
よく連れ添って買い物などに行っていました。
二人の贅沢は、
買い物の帰りにパン屋さんに立ち寄り
缶コーヒーを片手に世間話をするのが楽しみです。
しかし、
月日の経過は現実で残酷です。
頸椎のトラブルで
頭が上がらなくなり、通院治療に通ううちに
とうとう入院してしまいました。
ふっくらしていた体型も
めっきり細くなり、
先日、老人介護施設に顔を出した際には、
すっかりと見違えてしまいました。
「○○さん、こんにちは」
「久し振りです」と話しかければ
「どちらさんやったかね?」と
俄かには思い出せないようでした。
仕方ありません。
久し振りでした。
今では、
普通職は食べられません。
足も弱くなっており、
当時の面影は何処にもありません。
病室での楽しみは、
面会者と話すこと、
窓越しに見える木々の移り変わり
とのことでした。
この先、
自宅に帰ることもなく、
ここが終の住処でしょう。
私の場合は、
パソコンを持っていき、
看護師との本能に基づく関係を
「病室妄想日記」としてアップしていきましょう。
ボケなければですが・・・。
2016.12.19 NO:3729
【参考引用】
11年間の闘病の末に亡くなった京塚昌子
ふくよかな体形で、ドラマで人気だった女優の京塚昌子。60年代から70年代にかけて「肝っ玉かあさん」「ありがとう」などの名母親役として活躍したが、94年9月23日午後7時過ぎ、東京・田町の病院の一室で京塚昌子が静かに息を引き取った。享年64。直接の死因は心不全だが、長らく脳梗塞で入院生活を送っていた。最期まで付き添った妹によると眠るような安らかな死に顔だったという。
病に倒れたのは83年9月。公演先の愛媛県松山市の宿で、朝起きたら手足が動かず、口も回らない。そのまま市内の病院に搬送されて、20日間入院。その後、東京の病院に転院して療養した。
一見、健康そのものの印象だが、71年に糖尿病と診断されていた。脳梗塞は糖尿病由来と考えられた。女優の傍ら小料理屋や天ぷら屋を経営して食道楽としても酒豪としても知られ、倒れる直前にも「ちょっと太りすぎたから減量しなきゃ体に悪いわね」と共演者の池内淳子に漏らしていた