2916:常識の誤解(プールの場合) | 温故痴人のブログ

温故痴人のブログ

ブログの説明を入力します。

本日、
三回目のブログ更新です。

「常識の根拠」を問われると、
危うい思い込みが先行しています。

「公認競技場の50mプールの本当の距離は?」と言う
質問にオリンピックのメダリストが、
「実際は、少し長いような気がする」
クレームを付けていました。

50mプールと言われれば、
正確に50mあると思うのは「世間の常識」です。

土木測量の
精密機材を持ち出して
実際に図ってみれば、50.020mありました。

2cmだけ
長くなっています。

設計図書を
引っ張り出して来て確認しても、
設計段階から50.020mとして作られていました。

何故、
2cm距離が長いのでしょう。

「たかが2cmですが、されどです」
選手は不利です。

その理由が
私の常識にない所にありました。

「時間を正確に計測するため、
タッチ板を両サイドに取り付ける
その厚みが2cm」
と言うことなので、
そのタッチ板を取り外した状態では
2cm距離が長くなるためらしい。

「知らなんだ~、知らなんだ~」

因みに、
殆どのメダリストは
このことを「詳しく知っていました」とさ。

私の常識を
更新しておきましょう。

しかし、
いつまで覚えていられるかは知りませんが・・・・。

2016.05.06 NO:2916




【参考引用】
オリンピックの公式プールの長さは50mではなく50m2cm

正確な長さについて、東京辰巳国際水泳場などの主要な国際水泳大会などが行われるプールは、
長さが50m2cmに設計されている。これは両端1cmに入れるタッチ板2枚(1枚:1cm)のための物である。