2836:もっと私に自由を(叫び) | 温故痴人のブログ

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伝統芸能の
「能」などの衣装ではありません。

刑務所や留置所で
自殺や自障事故を防止したり、
暴れて手の付けられない
犯罪者の自由を拘束した拘束着です。

昔、マジシャンがこれで拘束され、
脱出する手品を見たことがありますが、
もっと簡単なものでも
私には脱出不可能です。

今も、
見えない糸で縛られ、
山姥の操りものです。

近年、
精神病院や老人介護施設などでは、
もっと簡単に身体を拘束できる
器具が乱用されているとの記事がありました。

介護施設の職員不足、
24時間の長期介護、
行動が読めない患者の
事故を防止するための器具です。

マジシャンでも
この器具から抜け出せなさそうです。

そう遠くない先、
これのお世話になるのかもしれません。

しかし、
山姥の見えない糸に比べれば
もう少し手足が自由そうなのですが・・・。

それでも、「飯は食わせてくれ!!」

2016.04.15: NO:2836


能の衣装ではありません。また殿中袴でもありません 


最新の拘束着だそうです





【参考引用】
認知症患者の入院増が、身体拘束や隔離の増加要因とみる人は医療関係者にも多い。「認知症患者の転倒防止などの名目で、身体拘束を安易に行う例が目立っている」という。次のような声もある。「拘束具の進歩で、患者を縛りやすくなったことが影響していると思います」

身体拘束急増のなぜ

 昔は長い布などで体を縛ったため、抵抗する患者を拘束するのは至難の業だった。「昔は拘束のしにくさが拘束の歯止めになっていた面もあった」と指摘する。ところが近年、マグネット式と呼ばれる拘束具が急速に普及し、手足や腹部にはめるとマグネットの力ですぐに固定できるようになった。拘束を解くためには鍵の役割をする別のマグネットが必要で、患者の意思では外せない。使いやすい道具の出現が、安易な拘束を増やしたとすれば皮肉な話だ。