7年が経過し、
受け入れた赤ちゃんが101人を突破したそうです。
開設したときは、
赤ちゃんの安易な遺棄が増えるのではないのか等と
批判もありましたが、
現実に100人を超える収容者があったということは、
そのまま死亡につながる可能性のある赤ちゃんを
救ったことにもなります。
保護されたその後の情報は
出てきませんが、児童施設に引き取られ、
新たな里親が見つかり、
それぞれが健やかに育っていることと信じたいものです。
昨年、
保護された子供は、
1歳未満の幼児ばかりで、
生後一週間未満の赤ちゃんも3人いたそうですが、
殆ど、自宅出産で誰にも見守られることなく
一人で出産したのでしょう。
まともに、
母乳の味も知らずに、
預けられ、母親も乳の張りを虚しく感じているのでしょう。
子供は、
生まれる親を選べません。
我家の孫と比べると何と不憫なことでしょう。
これが、犬や猫の世界であれば、
自宅で飼えない場合に、里親が見つかれば幸せです。
「赤ちゃんポスト」がないので、
段ボール箱に入れられ捨てられるか、
動物保護センターに収容され、
殺処分される道が待っています。
里親探しの
「動物ポスト」も作って欲しいものです。
2014.05.23 NO:845
【参考引用】
熊本市は22日、親が育てられない子供を匿名で受け入れる慈恵病院(同市西区)の「赤ちゃんポスト(こうのとりのゆりかご)」の2013年度利用状況を発表した。受け入れたのは計9人(男児4人、女児5人)で昨年と同数。07年5月の運用開始から7年間で受け入れた子供は計101人となった。
市によると、9人は▽生後1週間未満3人▽生後1カ月未満5人▽1歳未満1人--だった。うち6人は採血痕がないことなどから自宅出産とみられる。預けた理由は不倫が2件、生活困窮と未婚が各1件、不明が6件だった。
慈恵病院の蓮田太二理事長は「全国の子供の遺棄数からみれば、もっと多くの子供が預けられてしかるべきだ」と述べた。
毎日新聞 2014年05月22日 20時44分
