病は足から?胃のツボ足三里
北京堂式鍼灸の全身調整に、「足三里」を使っています。
足三里は脛(すね)の下にあり、前脛骨筋の付着部近くにあります。
経絡は足の陽明胃経に属しています。
足三里のツボは胃の調整に効果があります。
*足三里の意味(温古堂の一考察)⇔病は足から上へあがる
前脛骨筋はからだの動きから考えると、お腹、頚の筋肉へとつながっています。
(足の陽明胃経の経絡の流れとほぼ一致しています)
前脛骨筋
↓
大腿直筋
↓
腹直筋
↓
胸肋関節上の筋肉
↓
胸鎖乳突筋
前脛骨筋が緊張(縮まる)と腹直筋も硬くなります。
*腹直筋が硬くなると?
○内臓が圧迫され→大腸、小腸等の消化器も圧迫されます。
○腹と腰は一対・同時に裏側の背中の筋肉も縮まります。
○そして腹式呼吸ができず、横隔膜の動きも弱くなり、肩を持ち上げるような呼吸に
なります。
*横隔膜の動きが低下すると?
○内臓の呼吸のたびに行われるマッサージ効果がなくなり内臓の血流低下
*胸肋関節上の筋肉の動きが低下すると?
○胸腺からの免疫の流れの低下⇔免疫力の低下
*全身調整穴・足三里はもしかしたら?
○胃や大腸や小腸(鍼灸では胃のツボです)
○呼吸器
○免疫まで効果があると考えています。
*病気にならないためには?
○かかとの高いハイヒールはできるだけ、はかないこと。
○腹式呼吸をすること