生駒山の帰りに

夫が石切さんへ寄ってくれました。

 

以前食べた “よもぎそば” を

どうしても食べたくなったのです。

 

 

 

 

 

もう40年ほど前に

行ったきりですが

 

よもぎそばの美味しさは

変わってなかったです。

 

 

石切さんは石切劔箭神社

(いしきりつるぎやじんじゃ)です。

 

病気の人の回復祈願に

お百度をするので有名な神社です。

 

想いとか、念とかは本当に飛びます。


 

実際にお百度参りで

病気が治った、という感謝の絵馬が

沢山ありました。

 

 

 

 

ぼーっと見ている私に

 

「あんたも早くやりなはれ」と

おばちゃんに言われ

 

「私は見てるだけです」というと

 

「そんなもったいない」と促され

 

お百度を周り始めたのですが

 

何回周ったか分らなくなるので

こよりのようなものを1回周るたびに

 

折っていくのです。

 

1回周ってもう汗だくです。

 

 

夫が待っているので

途中で抜けて来ましたが

 

 

こうやって病気回復を願う人が

大勢おられるのですね。

 

 

その後、

治療院を開業してからは

 

長引く家族の看病に疲れはて

 

「シンノオルの電圧を上げて

何とかお爺ちゃんを死なせられませんか」

 

とか

 

余命を言われたご主人が

 

温熱でどんどん元気になっていくので

 

ご主人が予約したのを

奥さんが何かと理由をつけて

 

キャンセルしてくるので

 

妙だな、と思っていたら

 

結婚したい人がいるので

 

いまさらご主人が治ると困る

 

ということだったんだ、と

 

後から知りました。

 

 

人の想いはそれぞれです。

 

何とか治って欲しい、と

 

お百度を踏む人たちのことを

 

ふと、思い出しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

石切さんは

人の優しさが一杯の異空間といった感じです。