人口13億人のアフリカ大陸で、
新型コロナワクチンの接種を終えた割合は
17%にとどまっているようです。
ワクチンの供給が
アフリカは後回しになったらしいですが
そのうち、接種した国が次々と感染し
未だにロックダウンしているのを見て
アフリカの人たちは思ったのですね。
なんだ、新型コロナは大した脅威じゃないな。
むしろ、ワクチンを打ってる方が
被害は大きいじゃないか・・・って。
それに、過去に、大手製薬企業が
アフリカの人たちに怪しい臨床試験を行って
死者を出した事例があるので
今度もまた
怪しい実験をしようとしてるんじゃないか
と懐疑的になっていて
色々なことが重なって
接種率が低くなったようです。
もしアフリカ大陸で新たな変異株が出現し
欧州などの地域に広がったら困る、というので
WHO(世界保健機構)は
なんとしてもアフリカの人たちに
ワクチンを接種させたいのですが
他の国を守るために
感染率が少ないアフリカに
ワクチン接種を優先しろ、というのは
虫が良すぎないかと
ワクチン普及活動団体の
アフリカ責任者のラハブ・ムワニキ氏は
言う。
アフリカは今まで
マラリアやエボラ出血熱などで
子どもを含めてたくさんの死者を出しています。
それに、紛争や干ばつ
食品価格の高騰が災いし記録上
最悪の食料危機に見舞われているようです。
こんな状態なので
コロナどころじゃないようです。
アフリカ大陸では今、接種会場は空っぽで、
未使用のワクチンの小瓶が
何百万個も積み上がっているといいます。
一部の医療チームが
ワクチン接種率を上げるために
村から村へ
「ワクチンを接種しませんか」と
移動作戦を行ってるようですが
誰も見向きもしない、らしい。
アフリカにはもっと別の問題があって
コロナどころじゃない・・・のかも知れません。
ワクチン接種してなくて
むしろ良かったのかな?