食事療法や

今、取り組んでおられる食事などを

否定するものではありません。

 

私は、ご飯、味噌汁、漬物、

そして、おかずを一品ぐらいが

良いのでは、と思っていますが

 

ご家庭の事情によっては

ご飯を炊くことすら、難しい

ということもあります。

 

大美野ヒーリングのお客様には

 

「パンよりご飯にしようね」と言ってましたが

 

 

習慣になってるものを

変えることは

いや~むつかしいです。

 

 

 

 

 

 

お客様(70歳代)の

副鼻腔癌だった男性です。

 

 

病院では手の打ちようがない、といわれ

 

ずっと自宅療養していた人なのですが

 

鼻から大量の出血するたびに

往診を頼まれて

 

迎えに来てくれた車に

シンノオルの医療機を乗せて

出かけていたのですが

 

大抵は、夜中の2時とか3時でした。

 

 

当時(40歳)で、私も若かったから

 

体力も気力もあり

 

いつでも往診していました。

 

しかし、とうとう

彼は死を迎えました。

 

 

家族の人の話なのですが

 

彼の最後の言葉が

 

「あぁ・・饅頭が食べたかったなぁ~」

 

・・・だったそうです。

 

 

私が

「ブドウ糖がガンを増殖させるから

 

甘い物は極力避けてくださいね」

 

と言ってたから

 

家族は、おじいちゃんの好きな

キャンデーや饅頭などを

食べさせないようにしていたのです。

 

 

そうすれば

寿命が少し延びるかもしれないけど

 

好きなものを食べて

 

「あぁ~美味かったなぁ」

 

と死ぬのと

 

どちらが幸せなのだろう?

 

なんて考えると

 

 

したいように、するのが

一番良いのかな

 

なんて考えてしまいます。

 

 

 

 

 

義父が入院先で

 

「家に帰りたい。酒を飲みたい」

 

と、せがむのですが

 

退院許可は出ません。

 

 

 

義兄が病院には内緒で

義父を車で連れ帰ったのです。

 

病院の医師は怒って

 

「二度と入院はさせないぞ」

と、いうことになりました。

 

 

義父は住み慣れた家で

庭を眺めながら

大好きなお酒を飲みました。

 

なんとも幸せそうでした。

 

そして一日経って

いつまでも起きて来ないので

 

義母が起こしにいくと

 

「もうちょっと寝るわ」

 

と言って息を引き取りました。

 

まさに眠るように亡くなったのです。

 

 

私は、おじいちゃん、良い死に方をしたね、

と思いました。

 

 

病院へ支払いをしに行きました。

 

受付で、看護師さんに怒られました。

 

「先生の許可も出てないのに

 

勝手に家に連れ帰るから

 

死んでしまったじゃないですか」

 

と、それみたことか、と言わんばかりに

怒られたんですが

 

 

「連れ出して良かったです。

 

病院で点滴に繋がれて死ぬより

 

おじいちゃんの希望通りに

 

住み慣れた家で

好きなお酒を飲んで亡くなったのですから。

 

連れ出すのが遅ければ

 

きっと後悔したと思います」

 

と言うと、看護師さんは

 

もう何も言いませんでした。

 

 

ときと場合によっては

 

好きなようにするのが

良いのではないか、と思ったのです。