「余命1ヶ月」と言われた副鼻腔癌の
77歳のおじいちゃんですが
あと1ヶ月なら入院しないで
家族と家で過ごしたい、ということで
抗がん剤も断って
大美野ヒーリングに通って来られました。
お元気なので
癌であるとは思えませんでした。
当時、まだ温熱を始めたばかりで
エキスが上手く合わせられなくて
エキスが合ってる時は
一時期、癌が小さくなっていて
病院での検査で、医師が驚いたのですが
体内の状況が変わっていって
エキスが合わせられなくなりました。
シンノオルは、起こってくる症状に
対応できますが
シンノオルだけで、ガンをどうにかしようとするのは
無理な気がします。
余命1ヶ月から1年半経って
おじいちゃんは、夜中に鼻から大出血を起こしました。
何とか出血を止めてくれ、と往診を頼まれた時
「救急車を呼んで」と言ったのですが
病院へ電話したら
「うちは末期がんの受け入れはしていない、と
断られた」というのです。
病院が断るなんて、あるのだろうか・・・
と思ったけど
とにかく早く出血を止めないと・・・と
迎えに来た車に乗って
男性の家に行ったのです。
「お湯を用意しておいてください」と
言っておいたので
ストーブの上に
湯が入ったアルミの鍋が置いてありました。
布団に横たわったおじいちゃんの鼻を
息子さんが、タオルで押さえていました。
布導子を湯で濡らして
プラス極で鼻を通電しようと
息子さんに、押さえているタオルを
外してもらうと
血が ピューーーッと 天井へ向けて
まるで間欠泉のように、吹き上がったのです。
大げさではなくて
本当にそう見えました。
それを見て、奥さんが気を失ったのです。
初めての経験で、私もショックでした。
夢中で
おじいちゃんの鼻をプラス極の布導子で押さえました。
途中で、真っ赤に染まった布導子を
煮立った鍋の湯に浸けたのです。
赤い布導子が茹って茶色になりました。
その時、何を思ったのかというと・・・・・・
あらっ。牛しゃぶだわ。
私の神経が普通ではありませんでした。
不謹慎とか、そんなことを思う状態ではなく
本当に牛のシャブシャブだったのです。
出血が止まって
自宅へ帰りましたが
夫が夜中なのに起きていてくれて
「何か音楽を聴くか?」と言ってくれたので
「ベートーヴエンの熱情」と言いました。
その時は、これが聴きたいと思ったのです。
お客様のお陰で
いろんな経験をさせて頂きましたが
鼻血が、あんな凄い勢いで吹き上がること。
シンノオルで出血が止められること。
異常な状況での神経が奇妙な感じになること。
夜中に起きていてくれた夫の優しさ。
これは私の一つの記録として
ブログに残しておこう・・・と思いました。