良い人はガンになりやすい、って聞いたことありませんか?
何をもって“良い人”というのか
分かりませんが
ひょっとしたら、こういう人を“良い人”と
いうのでしょうか。
学生時代に親友が恋愛をしました。
相手の人には奥さんが居ました。
「私は愛人でもいいの」と
親友は言ってました。
奥さんは、自分から離婚届を持ってきました。
その結果、親友は卒業と同時に
結婚して籍を入れました。
奥さんも親友も
私にはどちらも“良い人”にみえました。
相手の男性が悪いのか?というと
そうは思えませんでした。
最初に出会った奥さんを
真剣に愛したであろうと思います。
その後、生徒として出会った私の親友と
恋に落ち、真剣に愛しました。
日本の法律が、一夫一婦制であるため
奥さんが有る人との恋愛は
不倫という名で呼ばれます。
なんとも致し方のない法律です。
さて、親友は50歳になって子宮ガンになりました。
子宮全摘して、抗がん剤中でした。
抗がん剤でガンが消える
検査で再びガンが出来ていることが分かる
再び抗がん剤が始まる
これを繰り返しているところでした。
私がエキス温熱に誘うと、遠方から大阪まで
週に2回ほど、通ってくれました。
4ヶ月ほどで検査すると、ガンは消えていました。
薬も使わずにガンが消えたことを
彼女は大喜びしました。
もう大丈夫だーーと
それ以来、パタッと来なくなりました。
以前の忙しい日常に戻ると
再びガンが出来てくるのは目に見えています。
芸能界に身を置く彼女は
今までのブランクを取り戻すかのように
猛烈に働き始めました。
ガンになった時と同じ生活に戻ると
またガンになる・・・
「もう少し、温熱を続けようよ。
あなたの生活は忙しすぎるよ」
と言ってみたものの
「私、こんなことをしてられないの」と言いました。
もう治ってしまったんだ
と思わせてしまった私も悪かったなぁ・・・
と思います。
10ヶ月ほどしてガンは再発しました。
そして・・・・・・
「やっぱり手っ取り早く抗がん剤にするわ」と
言いました。
それが、彼女の最後の言葉になりました。
苦い思い出です。
彼女は自分がガンで大変な時も
「前の奥さんの子どもがC型肝炎で心配なの。
何とかならないかしら?」
と気遣うのです。
人の心配してる場合か、と思ったのですが
こういう“良い人”がガンになるんだなぁ~
と、その時思いました。
私はもうよいから
あなただけでも幸せになって・・・
こんなアホな話がありますか。
何を良い人やってんですか。
まず、自分が幸せになる。
その上で、相手の幸せを願う。
あいつのせいで、、、というもの嫌ですが
あなただけでも、、、というのもゴメンです。
みんな、自分のことを
責任を持って面倒見ていくのが
一番良いと思うのです。
まずは、自分です。・・・と私は思う。