20数年前

初めてビワのエキスを塗った温熱で

 

末期の肺がんの人のガンが

20回ほどの温熱で消えてしまったことが

始まりでした。

 


癌といわれたら、手術で取り除いて

その後、苦しい抗がん剤治療に耐えて

放射線を当てて、

それでも再発したら

また同じような治療を繰り返して

痛みに耐え・・・・・・

 

そんなイメージだったのが

 

へえ~こんな温熱でガンが消えるのか・・・

 

私の癌に対するイメージが完全に変わったのです。

 

 

 

 

その後、ビワのエキスだけじゃなく

ヨモギ、蛇舌草、当帰、ナツメ、接骨木、コフキサルノコシカケ・・・

 

粘着質の私は200種類ものエキスを作って

 

夫に

「君が仕事をする度に、赤字が増える」

と言われました。

 

 

あれから20数年経ちました。

 

ガンが消えていく人と

そうでない人が居ることが分かりました。

 

 

エキスを塗った全身の温熱は

案外、体力が要ります。

 

もう手術や抗がん剤で

ふらふらになった人には、エキス温熱はきついです。

 

全身の温熱は、やらない方が良いと思いました。

 

 

また、

抗がん剤や様々なお薬を使われている人に

温熱するのは、

 

せっかくのお薬が、汗と共に出てしまうので

両立は難しいことも分かりました。

 

 

ガンが消えた人の症例を書いて

それを読まれた人が

一縷の望みを託して連絡してこられて

 

「お薬を飲まれているのと同時に

温熱は出来ませんから

 

一段落付いてから、また連絡ください」

と言ったのが

 

どのように受け取られたのか

それっきりとなってしまったり

 

 

また、タイミング悪く

私の体力の限界を超える人数のときに

 

お断りしてしまった人に

失望させてしまったことも、多々ありました。

 

 

気付かずに色んな人たちに

嫌な思いをさせてきたと思います。(ゴメンナサイ)

 

 

 

薬草を漬け込んだエキスの材料費などで

値段も高くなっています。

 

後のビニールの洗濯も力が要ります。

 

弟子を養成しようとして

何人かの人達がエキス温熱を習いに来ましたが

上手くいきませんでした。

 

人を指導するのは

難しいなぁ・・・と思います。

 

 

私も70歳。

そんなこんなで

もう何度も辞めようと思いましたが

 

一度、この温熱でガンが消えた人が

未だに、月に1~2回は来られるのです。

 

 

旅立たれた人は

痛みが消えるので、安らかに逝かれます。

 

 

エキス温熱はガンの痛みが出ない

ということで、喜ばれることもあって

 

皆さんが順調に治っていかれる訳ではないけれど

 

もう少し、あと少し、続けようかと

 

そんなことを思う、今日この頃です。