オカメインコの名前は、ゆたか君です。
ユータンと呼んでいました。
家の中に大きな鳥小屋がありましたが
日中は、ほとんど放し飼いにしていました。
ある日、夫の後を追って飛んでいったのです。
夫はそうとは知らず、ドアーを閉めました。
インコはドアーに挟まってしまい
気付いた夫がドアーを開けたときは
すでに遅く
インコは落鳥していきました。
見ていた私は、心臓が止まりそうになりました。
死んだ・・・・・・と思いました。
インコは、かろうじて生きていましたが
足が1本しかありません。
足が切れた・・・
床に落ちたインコを手に乗せて
よく見ると
足は千切れてはおらず
体の中に巻き込んでいるようです。
足が1本では立てず
歩くことも出来ないので
2~3日
うずくまっていましたが
エサは食べられるようでした。
私はずっとオカメインコを抱いて寝ました。
インコはそのうち
曲がった口ばしを足がわりに使って
器用に歩くようになりましたが
このままでは不便です。
もう片方の足は、出て来ないのだろうか・・・
私は
シンノオル通電をしてみようと思ったのです。
平べったい容器に湯(ぬるめ)を入れ
太導子の先に綿花をつけて
オカメインコの頭(毛の下のハゲているところ)に
当てる。(+極)
湯の中は、(-極)
電圧は1.5ボルトを 3分間通電する。
これを2週間ほどやっていたら
巻き込んでいた足が出てきて
歩くようになりました。
このオカメインコは21年間もの長い間
私と一緒に過ごしてくれました。

