この記事は、許可をもらってないので

どうしようか、と随分迷いました。

 

ご本人は亡くなられているので

許可をもらえないのです。

 

 

でも、彼が言った

 

「医者の言いなりになったのがいけなかった」

という言葉を思い出すと

 

きっと、この悔しさを

皆さんにも知ってほしかった、と思うのです。

 

だから、どうしても書いておきたいと

思いました。

 

 

ご本人だと特定できないように

ちょっとだけ

お話を変えて書いておきます。

 

 

 

彼は50歳の

働き盛りの元気な男性でした。

 

小さな工場の社長さんで

 

祭りの時には

子ども達に太鼓を教えていました。

 

町内会の世話役で

自治会の活動にも積極的に参加し

 

PTAの会長も引き受けて

町の人びとに頼りにされる存在でした。

 

 

ある日、

下腹部に丸く膨れ上がった物が

手に触れました。

 

「これ、何やろなぁ?

 

ちょっと病院で診てもらって来るわ」

 

 

この2年後に

死んでこの世からいなくなる・・・

 

なんて

 

その時は、想像も付かなかったことでしょう。

 

 

検査で大腸がん(大きさ5センチ)と診断され

 

あれよあれよという間に

 

ガンの摘出手術と

リンパ節郭清を受けたのです。

 

 

その後、念の為にと

抗がん剤治療が始まりました。

 

副作用にも耐え

一区切りついて検査すると

 

左肺にガンが見つかりました。

 

「大腸からの転移なら

手術ができないけど

 

新しいガンなので、手術ができます。

良かったですね~」

 

と、言われ

 

手術が出来る事が、良かったのだと思い

 

左肺全摘出手術を受けたのです。

 

そして、念の為にと

抗がん剤治療が始まりました。

 

 

体力には自信のあった彼にも

副作用が苦しかったそうです。

 

 

抗がん剤治療が終わって

検査を受けると

 

「右肺に転移があります。

もう、手術は出来ませんので

 

抗がん剤治療をしましょう」

 

と言われたときに

怒りが生じてきたそうです。

 

 

言われた通りにしているのに・・・・・・

 

 

もう、医者は信じられない。

 

と思った彼は

 

「抗がん剤はしません」

と言うと

 

医者は

「抗がん剤をしたら、1年は持たせられる」

と言うので

 

「しなかったら、どうなりますか」

と言うと

 

「いつ、死んでもおかしくない状態だ」

 

と言ったそうです。

 

 

その後、彼は

別の所で300万円の免疫療法を

受けたそうですが

 

彼には効果が出なかったようです。

 

月15万円もする○○液や

高価な漢方薬も飲まれました。

 

良い、といわれる民間療法を

お金に糸目を付けず、されました。

 

 

このような状態のときに

エキス温熱に来られたのですが

 

彼は、抗がん剤で苦しむより

 

残された家族と、普通の生活を送りたい

 

と、思われたのでしょう。

 

 

 

私は、左肺に大きなガンがあって

心臓の動脈にガンが喰い込んで

手術が出来ず

 

アメリカから新しい抗がん剤を

取り寄せているのを待つ間に

 

病院から逃げ出してきて

エキス温熱をしてるうちに

 

ガンが消えてしまった人の話をして

 

彼に

「大丈夫ですよ」

と言ったのです。

 

 

けれど、現実は厳しいものでした。

 

 

彼は、ご家族と旅行に行ったり

 

3人の子どもの運動会の応援に行ったり

楽しく過ごされていましたが

 

抗がん剤なしで、1年近く経った頃から

 

呼吸がしにくくなりました。

 

咳も出始めて

横になることが出来ずに

 

次第に、温熱が出来なくなっていきました。

 

「癌を消す、という霊能者の所へ行く」

 

と言って、彼は温熱を終了しました。

 

 

 

その後、手術をした病院は

「抗がん剤をしない人は、受け入れられない」

 

と入院させてくれず

 

近所の個人病院が

受け入れてくれたそうです。

 

 

その病院での検査では

 

右肺にガンは見当たらず

 

残された肺が大きくなって

気管を圧迫して呼吸が出来なくなっている

 

ということだったらしいです。

 

 

片方の肺を取り除いても

大丈夫な人もおられますが

 

気管を圧迫する、、、なんてこともあるのですね。

 

 

こういうのは

シンノオルと温熱でのフォローでは

無理だったのだ・・・と思いました。

 

 

彼は

「こんなことになるなら

医者を信じるんじゃなかった」

 

と、後悔のまま亡くなられました。

 


医師は

彼を殺そうと思っていた訳ではありません。

 

病院という組織の中の一員として

マニュアルに沿って治療していただけです。

 

 

後悔して亡くなる人は

たくさんいるだろうけど

 

医師にとっては

患者の死は日常です。

 

 

 

 

どの人の体にも

1日、2000~5000個のガン細胞が

出来ては消え、としているらしいです。

 

だから

ガンが無い人はいないと思うのです。

 

 

ガンに気付かずに

一生を終える人もいます。

 

老衰で亡くなった人の献体を

解剖すると

 

ほとんどの人に

ガンが見つかるといいます。

 

 

ガンがあっても生きておられるし

 

ガンがなくても死にます。

 

 

もう、私は

 

自分がどう生きて

どう死にたいのか、、、

なのではないか、と思うのです。

 

 

ここに

彼の思いを書き記しておきたいと

思います。