私が結婚した時は、3世代同居でした。

 

姑は大らかな人で

実の娘のように、可愛がってくれました。

 

88歳の

お祖母ちゃんがいましたが

 

足が弱って、寝ている時間が多くなり

もっぱら、姑が世話をしていました。

 

 

姑が買い物に行くので

お祖母ちゃんを見ていて欲しい、と言われ

 

私は、お祖母ちゃんの横に

添い寝をしたのです。

 

 

帰ってきた姑が

「お祖母ちゃんはどうや?」

 

というから

 

「寝てるよ」と言うと

 

姑は

「ちょっと変だよ。息が止まってない?」

と言うのです。

 

そこへ夫が帰ってきて

 

お祖母ちゃんの顔の上に、ティッシュを乗せましたが

 

「動かないね、やっぱり息をしてないようだ」

 

と、掛かり付けの先生に連絡すると

 

先生は、聴診器を当てて

 

「大往生です」

 

と、おっしゃいました。

 

老衰とは、こういうものなのか・・・

 

息をしてるのか、、息をしてないのか、、

 

全く分からなかったです。

 

和やかな、お祖母ちゃんの旅立ちでした。