大型台風というと

私(昭和24年生まれ)の記憶では

 

第二室戸台風です。

 

丁度、小学校5年生でした。

 

天井から雨がボタボタ落ちてくるし

 

最初はバケツを置いたりしてたのが

もう、追いつかないぐらい

あちこちから雨漏りがしてきました。

 

そのうち、

家の柱が揺れはじめ

 

家が倒れる~~

 

と恐怖を感じました。

 

家族全員で柱を押さえ始めました。

 

商売をしていたので

商品を濡らさないように

 

従業員の人たちも

皆、協力して

やるべきことをやっていました。

 

私も揺れてる柱を押さえたのですが

なんせ、小学生の小さな女の子です。

 

柱にしがみ付いて揺れてるだけ

という状態で

 

あまり役に立ってるとは思えませんでした。

 

 

台風が去って外へ出ると

 

生垣の貝塚が全部倒れていて

 

電柱も倒れていました。

 

屋根の瓦もなくなっていて

風で飛ばされたんだと思うと

 

その威力に、呆然となっていました。

 

 

その後、

あんな大きな台風は

経験したことがありませんが

 

超大型台風とか

伊勢湾台風に似た台風とか

 

ニュースで聞かされると

 

あの時の恐怖が蘇ってきて

 

夫に

「今度の台風は超大型だと言ってるよ」

というと

 

「今の若い気象予報士は

多分、超大型の台風を知らないだろう。

 

表現が大げさなんだ。

 

あんな台風は滅多に来るもんじゃない」

 

と、ケロリとしているのです。

 

そうだね。

 

考えても仕方ない不安を持つより

 

一応、準備だけしておいて

 

自分のやるべきことを、することにしよう・・・

 

と、

 

私はフィギュアスケートを夢中で見ております。