子宮ガンで温熱に通って来られていた

A子さんは

 

抗癌剤で髪が抜けていることを除けば

見た目は元気でした。

 

遠方だったので、週1回、

朝と夕方の2回の温熱を4ヶ月ほどして

病院で検査を受けると

 

すっかりガンが消えていたので

大喜びされました。

 

 

私は当時

95%といわれる潜在意識の思考パターンが

現実を引き寄せている

ということは知りませんでした。

 

 

温熱中に彼女は

色々と話してくれました。

 

既婚の男性を好きになって

奥さんにナイショでデートを重ねたこと。

 

好きで好きで、どうしようもなく

 

結婚できなくても

ずっと、この関係でいたい、と思ったこと。

 

しかし、奥さんがそれに気付き

離婚という選択をされて

 

自分は愛する人と結婚できたこと。

 

奥さんの家庭を壊してしまった罪悪感も

出てきて

 

私は幸せになってはいけない、

と、思うようになったことなど

話してくれました。

 

 

 

彼女はガンが消えたのが分かると

忙しい、という理由で

温熱に来なくなったのです。

 

 

1年後、彼女から

「再発しました」という連絡がありました。

 

ガッカリした声でした。

 

私は

「また温熱に来てください」

と言ったのですが

 

「こんなこと、してられません」

と言って

 

「やっぱり抗癌剤にします」

と、それっきりご縁が途絶えました。

 

その10ヵ月後

 

娘さんが

「母に温熱してください。

やっぱり母には抗がん剤は合いません」

 

と電話して来られたのですが・・・

 

ほどなくして

彼女が亡くなったことを、知らされました。

 

私は、

「幸せになってはいけない」

という、彼女の言葉がとても気になりました。

 

日本は一夫一婦制ですから

 

奥さんのいる男性を愛しては

いけないことになっていますので

 

彼女の罪悪感は仕方ないのでしょう。

 

 

話は変わりますが

夫とボルネオに旅行したとき

 

奥さんを4人連れた裕福そうな男性を

何人も見ました。

 

4人まで妻が持てる一夫多妻制度が

あるそうです。

 

一夫一婦制か 一夫多妻制か

 

人を愛するのに

法律が絡むのですね。

 

先に出会って愛したか

後に出会って愛したか

 

この違いだけなのに・・・

 

彼女の場合は

正式に結婚したというのに

 

幸せになってはいけない、という罪悪感を

引きずっていたのです。

 

罪悪感にはもれなく罰が付いてきます。

 

「こんな悪い私は罰せられないといけない」

 

これが0-リングテストすると

出てくるのです。

 

人は幸せになる為に生まれてくるのだと

思います。

 

たった1つの卵子に向かって

何億という精子が

輸卵管の中を泳ぎます。

 

受精できるのは

たった一匹の精子です。

 

卵子にたどり着けなかった

一緒に泳いだ何億という精子たちのためにも

 

遠慮なく、幸せになった方が良いのです。