潜在意識を学ぶ勉強会で

肺がんの人をセッションする機会を頂いたのですが

 

彼は抗がん剤治療を受けることに

恐怖を感じておられました。

 

恐ろしい、と思って抗がん剤をすると

 

恐ろしい結果を引き寄せかねませんから

 

せめて、恐怖心だけでも取ってあげられたら

と思いました。

 

脳波をシータ波にして

 

「この人の肺の中を観せて」と言うと

 

現れてきたのが

メラメラした影のような物だったので

 

彼に

「これは何か分かりますか?」と尋ねると

 

彼は語り始めました。

 

火事で自分は助かったけど

息子を助けられなかったことで

 

罪悪感に苛まれているということでした。

 

肺は悲しみを受け止める臓器といわれていますが

 

息子を失った悲しみと

 

助けられなかった後悔で

 

罪悪感を抱えて生きておられたのですね。

 

亡くなった息子さんは

 

お父さんが自分の為に悲しみに暮れて

胸を痛めているのをあの世から見たらどうでしょうか。

 

多分、息子さんも胸を痛めると思うよ。

 

そういうと

彼は吹っ切れたような顔になったことを

思い出します。

 

そして、罪悪感を持つとどうなるかというと

 

こんな悪いやつは罰せられなければならない・・・

となるわけです。

 

自分に罰を与えようとするエネルギーは必要でしょうか。

 

残された者は

生きられなかった人の人生も生きる。

 

そう考えたら

幸せに生きることに全力を注いだ方がいいと思うのです。

 

色々と潜在意識を書き換えて

 

彼は

「もう抗がん剤は怖くなくなりました」と

にこやかに言ってくれました。

 

勉強会ですから

あの場所で温熱に誘うわけにはいきませんから

 

彼の恐怖心が取れただけでも

良かったのかな、と思います。

 

 

私のせいで・・・とか

自分を責める癖がないでしょうか。

 

それはもう手放した方がよさそうです。