Tさんはスキーで転倒して激痛で動けなくて
救急車で運ばれました。
右鎖骨骨折とのことで入院となりました。
こういう時の西洋医学は頼りになりますね~
鎮痛剤のお陰で激痛で苦しまずに
過ごせたそうです。
彼は、朝起きて顔を洗った時
目に水がザーーーと入ってくる感じがしたそうです。
思わず鏡でマジマジと顔を見ると
顔の左半分が垂れ下がっていて
左目が閉じなくなっていたのです。
口びるも左下へ垂れ下がっていました。
鎮痛剤で神経が麻痺したのだと
Tさんは言いますが
それは分かりません。
Tさんは退院して
シンノオル通電を希望して来られました。
全身の機能を調整するため
浴槽通電と顔の部分通電をしました。
左目は開いたままですので
ゴミなどが飛んできても防げないので
眼帯をしておられました。
日頃、当たり前のように瞬きしていますが
これが出来ないと、こんなに不便なのですね。
口も半分閉じないので
物を食べるとこぼれてくるのです。
Tさんを見て
日頃、当たり前にやってることが出来なくなると
まことに不便なのだなぁ~と思いました。
シンノオル通電して半年ぐらい経った頃
Tさんの顔面の神経が回復しだしました。
目も自分で閉じることが出来るようになり
後遺症も残さずに治まりました。
人は麻痺した神経の回復力を持っているのですね。
私はTさんの顔面麻痺で学びました。
普段、当たり前にやってることが
どんなに有りがたいことなのかを・・・
当たり前とは
なんと有難いことなのでしょう。