道路で転倒して胸を強く打ったというA子さんは

「胸が痛くて右手も上がらないし
足に内出血もあるんですよ」と見せてくれました。

そこで
「じゃあ、シンノオルと気功と温熱の組み合わせをしましょう」
ということになりましたが

彼女は
「私がころんで怪我したというのに
主人は ふ~ん ていっただけで心配してくれないのよ。

右手が上がらないのでゴミを出してきてといっても
やってくれないので

ゴミ出せ~~って怒鳴ってしまったの・・・

主人はしぶしぶゴミを出しに行ってくれたけど

もう、腹が立って仕方ないわーーーー!」

と思い出しては怒っておられます。

そこで
潜在意識のワークをしてみよう、と提案しました。

思考パターンの土台は掘り下げなくても見えています。

今の現実がまさにそうです。

「どうせ私の気持ちは無視される」

「どうせ私の望みは拒否される」

・・・ですね。

筋肉反射テストで「ハイ」となって硬く指が閉じます。

A子さんは思い出しました。

小さい頃
何をやってもお父さんに反対され

何一つ自分のやりたいことが叶わなかったことを・・・

でもお父さんは怒ると怖い人で
言いたいことが言えなかった。

だから黙って言うとおりにしてたけど

本当は自分の気持ちを聞いてほしかったし
優しくして欲しかったんだと涙ぐまれました。

そして、お父さんに何も言えずビクビクしている自分に対して

「こんな自分は無力だ」と思い

よ~し、今に見ておれ 

と見返してやりたくて勉強を頑張った結果

学生時代にはクラスでトップの成績を保っていたそうです。

今ではお父さんは亡くなっていませんが
そのエネルギーはご主人に向けられていたのです。

「どうせ夫は私の気持ちなど分かってくれない」

「自分の言うことは叶えられない」

というイライラが限界を超えた時に
切れて怒鳴り散らしたのです。

ご主人への怒りはお父さんへの怒りだったのです。

しかし、A子さんはお父さんが好きだったと言います。

お母さんに叱られた時に庇ってくれて
自分を映画に連れて行ってくれたことを覚えているそうです。

「お父さんなんか、嫌いだー」と思った自分を責めていました。

私は責められなければならない。

私は罰せられなければならない。

・・・と潜在意識はなっていました。

A子さんは度々骨を折ったり
転倒して怪我をしていました。

自分でもちょっと多いな、と思っていたそうです。

自分を罰しようとするエネルギーを
このチャンスに書き換えておくことにしました。


潜在意識ワークが終ってから
シンノオルと気功と温熱をしましたが

帰りには腕が上がり
痛みも取れていて大喜びで帰られました。


2015・02・21

まだまだ寒い日がつづきますにゃ~