痛みは
細胞が傷ついていますよ~というお知らせです。
アラームが鳴ってるのだと思ってください。
また、血流が悪くなっていて
酸欠です~という状態でもあります。
そんな時、痛み止めの薬が欲しくなるのは当然です。
誰だって痛いのは嫌ですからね。
痛み止めの薬を飲んで痛みが止まったから
やれやれ安心・・・?
細胞が傷ついてるって
せっかくお知らせしたのに、なんでやねん。
・・・って
プロスタグランジンが言うでしょうね。
あっ。ちょっと難しい言葉が出てきましたが
プロスタグランジンとは、
一言で言えば生理活性物質です。
ホルモンのような働きをしますが
ホルモンではありません。
詳しく知りたい人は調べてください。
そりゃもう、日本語の意味が分からないぐらい
難しいことが書いてあります。
さて、プロスタグランジンの働きは
血管を広げ、発熱させ、
お知らせ警報である「痛み」を起こさせます。
これは副交感神経が優位になってるときに働きます。
プロスタグランジンは
交感神経の働きを抑えることもやってるのです。
一方に偏らないように
バランスを取ろうとするんですね。
痛みの原因は
プロスタグランジン、お前か!
・・・・・・。
いや、そんなわけないでしょ。
これが産出されなければ
交感神経の緊張状態を止められなくなり
参ってしまいます。
血管の拡張ができなくなり血流もどんどん悪くなります。
痛みの原因は
傷ついた細胞や
酸欠になってる場所があるということでしたね。
それは交感神経が
緊張した状態が続いたときに起こります。
嫌なことが続いたり
戦う状態が続いたり
逃げなければいけないことが起こったりした時は
血管を収縮して血圧を上げ筋肉を緊張させています。
血管を収縮させると血流が悪くなります。
そりゃ大変だと
プロスタグランジンが分泌され血管を広げてくれるのです。
血液が流れようとするときに局所が熱を持ちます。
そして、神経が過敏となって痛みがでます。
だから、鎮痛剤は
プロスタグランジンを抑制する働きがあるのが多いですね。
血液の流れが悪い所へ
血液を流そうとするから痛みが起きるというのは
いわば、自然なことなのです。
体は一生懸命、仕事をしてくれています。
例えば、
イライラが続いた
不安でいっぱいだ
このやろう~仕返したるぅ~
時間がない、時間がない・・・
あぁ~頭が痛い!・・・
こんな状態が続くと
交感神経が優位に傾いています。
プロスタグランジンが痛みを出してまで
副交感神経を優位に戻そうとしてくれているのです。
必死でバランスを取ろうとしてますね。
生理痛もそうですね。
生理の血を排出させるために子宮は収縮します。
収縮するには血流が必要です。
血流が悪いと収縮できないから
血液がもっと欲しい・・・と子宮は思うわけです。
そこで血流を促進させようとして
プロスタグランジンが分泌され「痛み」が起こります。
生理痛です。
ですから、血流が促進されていれば
わざわざプロスタグランジンのお世話にならなくても
良い訳です。
ごちゃごちゃ書いてきましたが
早い話、
血流が悪いということは
「体が冷えている」・・・のです。
だから痛みの原因は
「冷え」
とも言えます。
ごちゃごちゃ書きすぎました。
今日は、この辺で・・・
読んでる人が交感神経優位になったらどうするんですか・・・
