本日借りた本
2024/06/25
■でんでんむしのかなしみ
■図解だからわかる 長生き食 これが長生き元気になる食事、食べ方
■医師が教える １分腸活
新美南吉の『でんでんむしのかなしみ』が好きで、
とくにこの絵本が好きで、何回借りたかわからない。
【わたしのせなかのからのなかにはかなしみがいっぱいつまっているではないか】
と一匹のかたつむりが気づいちゃうんよ。
それで、このかなしみをどうしたらいいかお友達のところをまわる。
【生きてられない】とか【ふしあわせもの】とか、もう自分のことだけで頭がいっぱいになってるの。
友達は『あなたばかりではありません』って、自分も同じだよーって言うんだけど、納得いかず、別の友達のところにも行くのよ。
でも、順々にたずねていっても、みんな同じことを言うわけ。
それで、やっと気づくの。誰でも持っているものなんだと。
大人が読んでも心にしみる童話よね、新美南吉って。
人の悩みって、自分だけが不幸に思えたりするじゃない?
だけど本当は、みんな何かしらの不幸を持って生きている。
悩んでいるときは視野が狭くて、自分の心しか見えないの。
視野を広げることってすごく大事だと思うの。
このでんでんむしが、もし、友達に聞いて回らず、あぁ悲しい、生きていられないって、殻に閉じこもってしまったら、おそらく暗い生涯だったよね。
（オヤジギャグじゃないよ）
自分の望む答えが得られなくても、誰かの違った視点を聞くってすごく大事なんだよ。
小中学校で読み聞かせに使おうと借りたの。
完全なるおせっかいオバチャンのエゴだけれど、この本をこどもたちに届けたいなって思うんだ。