幸せって言うのは、何かを手に入れることじゃなくて、今あるものに気づくと。

私たちは、つい、もっとお金があったら、もっと認められたら、もっともっともっと、若い頃は誰でもそう思うものです。


幸せっていうのはね、どこか遠くにあるんじゃないんです、今この瞬間に、すでにあるんですよね。ただ、私たちがきづいていないだけで。


私の知り合いでね、60代の男性がいらっしゃるんですけれども、その方、ずっと仕事人間でね、家族との時間なんて二の次だったそうなんです、休みの日も、疲れたからって、家でゴロゴロして、奥さんがちょっと散歩でも行かないって、誘っても、また今度ねって。

子供達が、お父さんキャッチボールしようと言っても、疲れているからって、断っていたんですって。そんな日々がずーっと続いて、気づいたら子供達は大人になって家を出てしまった、奥さんももう誘ってくれなくなった

ある日ね、家に1人でいた時、子供の写真を見つけたんですって、小学生の頃の笑顔の写真、その時ね、涙が止まらなくなったそうです、この子達ともっと一緒に遊べばよかったって、散歩に行けばよかったって、キャッチボールすればよかったって、でも、もう、あの時間は戻ってこないんですよね。その方が言ってました、今あるものがどれだけ貴重か、失ってから気づくなんて、本当にバカだったって、幸せはいつも目の前にあったのにって。


幸せっていうのはね、大きなイベントじゃないんですよ、宝くじが当たるとか、昇進するとか、そういうことじゃない、もっと小さなことなんです、今朝、飲んだお茶が美味しかったこと、道で会った人が笑顔で挨拶してくれたこと、夕焼けが綺麗だったこと、そういう小さな瞬間、瞬間に幸せはあるんですよ。


私たちってね、いつも過去か、未来を見てるんですよ、あの時、ああすればよかったって後悔したり、これからどうなるんだろうって、不安になったり、でもね、幸せは今しかないんです、過去にも未来にもない、今この瞬間にしかないんですよ。


昔の人はね、いいこと言ってますよね、足るを知るものは富むって、十分だと思える心を持った人が、本当に豊かな人なんだって、今の世の中、もっともっとってあおられるでしょ、もっといいものを買いなさいって、もっと成功しなさいって、もっと若くみられるようにしなさいって、でもね、そういうのに乗っかっていたら、永遠に満たされないんですよ、だって上を見たらキリがないんですから。


足りないものを数えるより、あるものを数えたほうがずっと幸せ。


私たちはね、幸せをどこか、遠くに探しに行こうとするけど、本当はもう手の中にあるんです、目の前にあるんです、ただ、気づいてないだけなんですよね。

( 樹木希林さんの言葉? )


この話しを聞いて、私自身、幸せはどこか遠くあって、それを探したり、手に入れるために何かをしなければと思っていることに気づきます。

幸せは今にしかない。それに気づかずに失った時にふと気づく。幸せは花火のような派手なものと思いがちですが、幸せは探さずとも今ここにすでにある。青い鳥に気づけるかどうかが大切かもしれません。