とらくんにブチギレて

とらくんにもういいわ

って言ってもらえると思いきや




月子のためなら

なんでも直す

ごめんね




って返ってきたガーン




結局忙しくて会えないくせに

口ばっかり




それなのに私のことあきらめない





その間に年上の人に

今は友達だと思ってるけど

これからはどうなるかわからない




だけど、とらくんのことが

終わってからじゃないと




と回答したら




とらくんを選ぶと決めつけられて

俺はいいので大丈夫




とすぐ退かれた笑い泣き





前の時と同じ




とらくんと違ってすぐに去ろうとする




相談なら聞きます




なんて急に敬語になるし

こっちも気を使う




「それでも俺は月子が好き

一緒にいて欲しい」




とずっと私をあきらめなかった

とらくんって何者?笑い泣き




もーー

現状維持じゃんか




と思いつつ

なんでも言えるとらくんが

少し笑えた




なら私が会いに行くよ

新幹線代ないから

助けてくれる?




って聞いたら

もちろん!俺が出す




と言ってくれた




もうー

めんどくさいな




と思いつつ

私をお姫様扱いしてくれる

とらくんは

合ってるのかもしれない




まさか

とらくんを選ぶなんて




こうちゃんが一番好きだったし




年上の人と付き合えば

平和だったのに




こうちゃんとの仲も

引き裂かれて笑笑




怖いと思うほど愛されて

逃げたいと何回も思ったのに




だけど安心するんだよ

私の存在全てを全肯定してくれる

あなたに




変なの

だけどやっと心が安定してきた