もうすぐこうちゃんと会う日





こうちゃんからのLINEが減る





夜間の仕事かな





こうちゃんに聞いてみたら違った





何で連絡くれなかったの?

と聞いたら





「寂しかったの?



月子からおいで」




と言われた





私はその言い方に惹かれた





大好きだった彼にも

そんなふうに言われたことあったな





「夜間の仕事だと思ってた」


 



と返すと





「いつでもLINEしておいで」





と返ってくる



 


あちらからするとは言わない





その間に

私はとらくんに





もうこうちゃんとは会わないで欲しい

と言われていたガーン





それでも会いたいと言っても

とらくんは引かない





あーあ、やっぱりこうなるんだよな





とらくんと付き合う前に

自由にさせて欲しいって

約束したのに





私はこんな冷たいこうちゃんよりも





私を好きで愛してくれるとらくんを選んだ





私の本音は

どっちのことも愛していない





どっちかを選んだって満足しない





だからどっちも欲しかったし

時間をかけたかった





とらくんのしつこさに負けて

もうこうちゃんと会わないと

言ってしまった





もう知らない





こうちゃんと続けたって

セフレのままなのは

わかってる





会った時は楽しくて幸せでも

その後虚しくなるのはわかってる





私はこうちゃんに

好きだと言って自分から

行っていた






それでも余裕のこうちゃん

もう知らないよ





こうちゃんにとっては

向こうからくる

都合のいいセフレ





わかってた





強制終了だね





忘れるまで時間はかかるけど





お別れ言いたくない





自然消滅したい





お別れ言っても





去るもの追わずなんだろうな





それを追いかけてる時間が

もったいないですよ




と教えてくれたのかな